1.
論文 |
櫻田, 安志 ; 伊藤, 巧一 ; 金藤, 正直 ; 福澤, 雅志 ; 渡辺, 孝夫
概要:
本稿は、弘前大学における平成19年度のファカルティ・ディベロップメントの一つとして行われた教員研修の際に、参加教員によって検討・設計された講義に関する報告である。この教員研修では、複数の学部の教員によってグループを構成し、それぞれの専門分野
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の視点で、教養科目(テーマ科目)のテーマを検討・設定した。さらに、設定したテーマに関して、グループ内の討議によって、概要、一般目標、行動目標などについて検討・設定し、その結果に基づき、学習方略、評価方法について検討してシラバスを作成した。シラバス作成の過程では、内容の検討を三段階に分け、各段階でグループ討議による設計作業とその内容に関する全体討論を行い、段階ごとの授業設計と客観的な評価・修正を行った。本稿では、作成した授業内容の紹介に加えて、授業内容(主に、一般目標)についての評価を、弘前大学の理念・教育目標および21世紀教育の教育目標を参考にして行った。今回のこうした研修により21世紀教育科目として要求される水準を満たす講義の設計を行うことができた。このような取り組みはFD活動を通しての授業設計の有用性を示唆している。
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2.
論文 |
沼田, 天 ; 矢野, 慎 ; 長南, 幸安
概要:
近年,環境問題やエネルギー問題などの地球規模の問題が課題となっている。それに伴い環境教育の重要性にも目を向けられてきている。持続可能な発展のため,科学技術の重要性と必要性への認識が高まってきた。新学習指導要領では,環境教育のより一層の充実が
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求められている。中学校第3学年「自然と人間」の分野は,中学校理科の中で最も環境教育と深く関わっている分野であり,環境教育のより一層の充実のためには,この分野の教材研究が必要不可欠である。本研究では,中学校理科で取り扱われやすい環境問題の中でも地球温暖化のメカニズムと温室効果ガスに焦点をあて,二酸化炭素,メタン,一酸化二窒素,ブタンの温室効果の検証実験を行い,その結果とそれぞれの温暖化係数(二酸化炭素:1,メタン:21,一酸化二窒素:310)との関係の考察を行った。また,それらの実験方法を授業に取り入れ生徒に考察,話し合いさせるような授業計画を開発することにより,環境教育の充実を図る。
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