1.

論文

論文
毛内, 嘉威 ; 佐藤, 三三
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.123-129,  2012-03-22.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/4582
概要: 本稿は,明治前期における子どもの道徳性をはぐくむための取り組みについて,道徳教育と社会教育の関係を道徳教育史に沿いながら明らかにした。道徳教育と社会教育が一体となって補完し合うことが,子どもの道徳心の涵養に繋がり,道徳性をはぐくむことになる 続きを見る
2.

論文

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森本, 洋介
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  115  pp.123-133,  2016-03-01.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/6203
概要:  本稿では「空気を読む/読まざるを得ない」ないし「管理型」道徳教育を乗り越えることを意図し、道徳教育で権利に関する問題と意思決定や判断力、そのための分析・評価能力の育成を有機的に関連させて子どもに考えさせる授業を構想する。そして主体的に価値 について子どもが考え、判断する力を獲得すること、すなわちエンパワーメントを行う道徳教育を目指した小学校高学年を対象とした授業実践を行い、実践を振り返ることで、子どもをエンパワーメントする道徳教育のあり方を明らかにすることを目的とする。結果として、半数程度の児童に情報モラルに対して自分自身で問いを投げかけ、自分なりに考え、答えを出す能力がついたこと、その意思決定や判断のための分析・評価スキルも授業での分析や話し合いを通じてある程度培われたことがわかった。一方で残りの半数程度の児童は従来の情報モラルレベルの理解に留まってしまった。 続きを見る
3.

論文

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三上, 雅生 ; 森本, 洋介
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  115  pp.65-75,  2016-03-01.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/6214
概要:  本稿は、いわゆる「アクティブラーニング(以下AL と略す)」が取り上げられる以前から取り組まれていた、子どもたち自身による問題解決的な道徳教育の授業実践について、教育方法学的観点から検討を行い、AL の導入が学習指導要領レベルで議論されて いる現在の道徳教育にどのような意義を持つのかを検討することを目的とする。まず1977年版の学習指導要領と1989年版の学習指導要領における道徳に関する記述を比較し、1989年版からAL 的な学びが推進された背景について考察する。そして教育方法学的な観点からAL のあり方を定義したうえで、教育方法学的なAL の観点から教育実践を検討し、考察を述べる。結果として、1993年時点の道徳教育実践にも、主体的に子どもが討論や問題解決を行い、学習することをねらいとした現在の道徳教育に通底する知見があることが確認でき、AL の導入に関する現在の議論への示唆を得ることが出来た。 続きを見る
4.

論文

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森本, 洋介
出版情報: 弘前大学大学院教育学研究科教職実践専攻(教職大学院)年報.  2  pp.33-43,  2020-03-19.  弘前大学大学院教育学研究科
URL: http://hdl.handle.net/10129/00007227
概要:  本稿は物語性を持ったプログラミング教育の可能性を道徳の授業において探ることを目的とした。実践としてはフローチャートと条件分岐の考え方を理解しながら,自分たちでオリジナルの昔話をつくるという授業を,パフォーマンス評価の考え方を用いて,小学校 第5 学年の児童向けに行った実践から児童が何を学習したのかを質的に分析した。ビジュアルプログラミング教材は,実際のアプリケーションの構造を知るためには重要な教材であるが,なぜ論理的な思考が重要なのか,なぜ論理的に考える必要があるのか,といった思考や判断の「必然性」を子どもに理解させるには意味づけとして弱いようにも感じられる。本実践はそのような必然性の理解を補完し,かつ低予算でも,どの学校でも実践可能な知見を提供するものとして,意味のあるものではないかと考えられる。 続きを見る