1.
論文 |
小野寺, 美佳 ; 矢野, 慎 ; 栃木, 優宏 ; 長南, 幸安
概要:
「さび」は生活の中に存在する化学現象を如実に体現しているものでありながら,それを正しく説明することは難しい。この現象を理解するためには,中学校段階における酸化の学習を通して,水酸化鉄(さび)と酸化鉄(べんがら)を区別する力をつけることが必要
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であると考える。そこで,まず「さび」についてその現象を深く追究したのち,学校現場での取り扱いを考察し,子どもたちの理解を調査するためにアンケートを実施した。その結果,「さび」を知らない中学生はいないということがわかった。また「さび」の生成には「酸素」の他に,「水」が必要であるが,それを知っている生徒は過半数以上であった。しかし中学校3学年になると,酸化の学習において酸素が鉄と穏やかに反応するという概念を身につけているため,生徒の一部は「さび」の成因に「水」は関与しないと考えるようになるとわかった。
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2.
論文 |
小野寺, 美佳 ; 矢野, 慎 ; 栃木, 優宏 ; 長南, 幸安
概要:
「さび」の形成には水が必要であるが、学習につれてその理解が薄くなってしまうことがアンケートの結果より得られた。よって水がないとさびないこと、そしてさびについて正しく子どもたちに理解させるため、いくつかの教材研究を行った。その結果、N45鉄丸
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釘を用い、水と比較する液体としてメタノールを選択することとし、さらに授業時間内に実験を終えるために鉄丸釘の研磨や食塩の濃度などの最適な条件を得た。
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