1.

論文

論文
棟方, 恵実 ; 葛西, 敦子
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.107-115,  2007-10-01.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/254
概要: 脊柱側弯症はその予防が難しく、成長期間を通じて進行悪化する可能性があることから、家族と学校との連携のもと、その子どもを支援していくことが重要である。そこで、本研究では、脊柱側弯症の子どもをもつ家族の心配、学校との話し合い、学級担任・養護教諭 ・クラスメートの理解などを明らかにし、養護教諭の支援のあり方を考察した。対象はH 大学医学部附属病院整形外科の脊柱側弯症外来に通院する脊柱側弯症の子どもの家族24名で、面接調査を実施した。その結果、養護教諭が脊柱側弯症の子どもを支援する上で重要と考える家族との話し合いに参加しているものが少なかったことや、家族の側としては養護教諭が子どもを理解しているかわからないという現状が明らかとなった。このことから、「子どもの健康問題に関する話し合いの場には養護教諭が参加する」という校内体制を確立し、「養護教諭は家族と連携し、健康問題をもつ子どもを支援する存在である」ことを周知することが必要である。それにより養護教諭が脊柱側弯症の子どもや家族のニーズを把握した上での支援が展開されるものと考える。 続きを見る
2.

論文

論文
清水, 紀人
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  118  pp.99-107,  2017-10-13.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/6279
概要:  内閣府は、平成21 年9 月に国民の運動・スポーツ活動に関する実態の調査結果を公表した。文部科学省はこの結果を受け、平成24 年3 月にスポーツ基本計画を公布し、スポーツを通じてすべての人々が幸福で豊かな生活を営むことができる社会を目指す ことを大目標として掲げ、今後5 年間の施策として、若者のスポーツ参加機会の拡充や高齢者の体力つくり支援等の、ライフステージに応じたスポーツ活動の推進を図ることとしたが、平成28年に行われたスポーツの状況調査等に関する世論調査から、当初の目標を達成させるに至らなかったことがわかった。本稿では、「国民の生涯にわたるスポーツライフの充実」として、青少年期のスポーツ活動への取り組みと運動習慣を身に付ける重要な時期に見られるスポーツ活動からの離脱を防ぐことが近々の課題であると考え、「離脱」と「参加」をテーマに調査検討し、それらの要因について把握するとともに課題や問題点の解決方法の糸口について言及した。 続きを見る