1.

論文

論文
小磯, 重隆
出版情報: 21世紀教育フォーラム.  6  pp.41-47,  2011-03-31.  弘前大学21世紀教育センター
URL: http://hdl.handle.net/10129/4777
概要: キャリア教育は3つに分類することができる。「就職支援」「就業力のためのキャリア教育」「人間形成としてのキャリア教育」である。その範囲が幅広く、発言する人の思いによって、どのような内容か、何のための教育なのか、多様性に富むものである。大学設置 基準の一部が改正(平成23年4月1日施行)され、大学には教育課程の内外を通じた社会的・職業的自立に関する指導等への取り組みが求められる。大学に求められるキャリア教育とは何か。具体的な内容が義務付けられているものではないが、大学の特色等に応じた多様な取組みを推進するものだという理解では足りない。「学生の持続的な就業力育成を目指し、豊かな人間形成と人生設計に資する」ことが重要であり、その内容は各大学自身が考えるべきものとされている。各大学において、教育全体の見直しと、育成を図る能力の明確化、適切な体制の整備を進めていくことが必要とされている。 続きを見る
2.

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小磯, 重隆
出版情報: 21世紀教育フォーラム.  7  pp.29-36,  2012-03-31.  弘前大学21世紀教育センター
URL: http://hdl.handle.net/10129/4789
概要: 社会人基礎力は“職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力”として「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」という“3つの力”と12の能力要素からなる概念である。近年、「参加型授業」がこの社会人基礎力を高めると 注目されている。本学21世紀教育テーマ科目「社会と私-コミュニケーション力」での参加型授業内容を紹介することを通じ、学生の就業力育成について考察した。12の能力要素の内、主体性、働きかけ力、傾聴力、柔軟性、課題発見能力、発信力の向上が感じられた。これらの要素は「前に踏み出す力」と「チームで働く力」に影響を与えるものと考える。参加型授業を通じた社会人基礎力の育成が、「基礎学力」や「専門知識」修得の意欲につながり、さらにゼミや研究室で本格的に参加型授業が行われ、専門知識を学んだ上で就業力の育成につながることが望ましいと考えられる。 続きを見る
3.

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論文
小磯, 重隆
出版情報: 21世紀教育フォーラム.  9  pp.43-51,  2014-03-31.  弘前大学21世紀教育センター
URL: http://hdl.handle.net/10129/5185
概要: 若年者雇用に関し「入社3 年以内の離職率」が問題視される。若者が仕事を辞める原因は色々あるが、目の前の仕事を投げ出さず、しっかり自分の職業能力を高めることが大切である。高等学校進路指導の調査、キャリア論、実際の研修カリキュラム作成と実施状況 を通して若者が身に付けるべき「仕事を楽しめる能力」について考察する。仕事を楽しむためには、その仕事が好きか嫌いかにかかわらず、第一に「仕事ができること」、第二に「仕事で自己実現ができること」、自己実現は「仕事で成長できること」と考えられる。これを2 つの能力と4 つの要素にまとめた。能力の育成は2 つのステップが望ましい。研修カリキュラムを検討し、実施する中で、「能動的に取り組む」ことが重要であること、「仕事を楽しめる能力」と「アクティブラーニング(能動的な学習)」には接点があることが分った。目の前の仕事を楽しむ能力育成のカリキュラムが必要である。 続きを見る
4.

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大谷, 良光 ; 赤平, 雄太
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.37-46,  2005-10-07.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/392
概要: 科目「産業社会と人間」を後期中等教育におけるキャリア教育の重要な科目の一つと理解し,この科目の現状と評価すべき点,問題点と焦眉の課題を明らかにする目的で,実施校の教育内容を検討し,教員と生徒の意識調査を通し,教育内容と生徒の進路選択意識の関 係について考察した。その結果,①この科目は,生徒にとって自己の進路について考える時間を意図的に与えて,②授業に体験的な活動を取り入れることで,生徒の進路選択に影響を与え,③その後の授業において学習意欲,進路選択意識の向上につながるものであった。しかし,④将来の進路設計をする教育内容において,生徒の評価は低く,進路選択を自らの課題として深め科目選択をする点で弱きがあるという課題が指摘された。この課題の解決には,(⑤ 「onthejobtraining」から「onthejoblearnig」-の転換が求められ,⑥「わが国の産業と社会の変化」の内容と,それに関わる職業に関する労働環境や労働条件,労働に関する法律などを取り上げる必要性が認められた。 続きを見る
5.

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吉田, 美穂
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  121  pp.199-209,  2019-03-28.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00006677
概要:  本研究は、高卒で県外就職する若者の経験を質的に明らかにし、高校のキャリア教育および公的支援機関のキャリア支援に求められるものを検討した。高卒県外就職者は、厳しい労働環境などから離職を余儀なくされ、地元に戻るケースも多い。だが、高校の指導は 応募対策に偏りがちであり、地域移動した先の公的機関は利用されていない。若者自身の経験を踏まえて、数年単位の移行の過程に生じるリスクや課題に対応できる知識やスキルを伝え、本人の自己決定を支援するキャリア教育の創出が求められる。 続きを見る
6.

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桐村, 豪文 ; 山本, 了輔 ; 多々良, 友美
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  122  pp.145-154,  2019-10-21.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00006899
概要:  本研究では、学校法人益田永島学園・明誠高等学校による文部科学省委託事業のもと、通信制課程卒業生の進路未決定の問題を前に、通信制課程の高校生を対象にJST を行った結果として、社会参加意識をはじめとする彼らの内面における心的傾向の変化を捉え 、もってJST の効果を測定するため、アンケート調査を行い、その結果の分析を行った。 分析の結果、「社会的消極志向」という因子が出力され、さらに因子の全体を捉えた上で、プロット図上で課題となる象限の存在を発見するに至った。その上で、彼らの内面における心的傾向の変化をプロット図上で可視化した。 続きを見る
7.

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天内, 純一
出版情報: 弘前大学教育学部附属教育実践総合センター研究員紀要.  8  pp.43-55,  2010-03-31.  弘前大学教育学部附属教育実践総合センター
URL: http://hdl.handle.net/10129/00008021
概要: キャリア教育が重視されるようになった背景とその目指す方向を探るとともに、各教科でどのように取り組むべきか、留意点や具体的な授業の姿を考えた。また、育成すべき能力として示された人間関係形成力、将来設計能力、情報活用能力、意思決定能力を学習活動 の中でどのように育むのかという点について、具体的な教科学習をもとに考察した。主として社会科学習を中心に種々の学習方法や単元構成について述べた。 続きを見る