1.

論文

論文
豊嶋, 秋彦 ; 福島, 裕敏 ; 吉崎, 聡子 ; 平岡, 恭一 ; 吉中, 淳
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  117  pp.109-120,  2017-03-28.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/6265
概要:  2004年度カリキュラム改革の効果検証研究の一環として、公立学校教員に採用が決定している学生に、卒業直前にカリキュラム体験の振り返りを求めるPAC 分析、入職1年後には初任期1年間に活かすことができたカリキュラム体験について、PAC 分析 を実施した。調査協力者6名の追跡的PAC 分析を通して、2つの時期のクラスターと連想項目に対応が見出されたほか、卒業直前には重視していなかった事項をカリキュラム体験から掘り起こして入職後のリアリティ・ショックを乗りこえた事例も多いことなど、初任期職業的社会化は、大学での教員養成と断絶して展開するのではなく、学生期カリキュラム履修体験からえたものの上に連続して展開していくことが明らかとなった。 続きを見る
2.

論文

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豊嶋, 秋彦 ; 福島, 裕敏 ; 吉崎, 聡子 ; 平岡, 恭一 ; 吉中, 淳
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  120  pp.149-158,  2018-10-12.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00006485
概要:  教職初任期の適応と社会化を、従来のリアリティショック論やギャップ論の枠組みではなく、自我同一性と社会化の連続性という観点で見ていくのが有意義と指摘したのち、弘前大学教育学部の教員養成カリキュラム履修体験から獲得したことについて、卒業期と入 職1年後時点に実施した追跡的PAC 分析から、新たに4事例を提示して学部期と初任期の連続性を詳細に検討した。その結果、卒業期に出現した連想項目やクラスターが入職1年後にもかなり継承されること、継承されたクラスターに「分離-独立発展」と「融合」の二型があること、カリキュラム履修体験が初任期の適応を支えていることなどを見出した。 続きを見る