1.

論文

論文
吉田, 美穂
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  121  pp.199-209,  2019-03-28.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00006677
概要:  本研究は、高卒で県外就職する若者の経験を質的に明らかにし、高校のキャリア教育および公的支援機関のキャリア支援に求められるものを検討した。高卒県外就職者は、厳しい労働環境などから離職を余儀なくされ、地元に戻るケースも多い。だが、高校の指導は 応募対策に偏りがちであり、地域移動した先の公的機関は利用されていない。若者自身の経験を踏まえて、数年単位の移行の過程に生じるリスクや課題に対応できる知識やスキルを伝え、本人の自己決定を支援するキャリア教育の創出が求められる。 続きを見る
2.

論文

論文
吉田, 美穂
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  122  pp.167-177,  2019-10-21.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00006901
概要:  外国人散在地域では,支援にあたる教員や支援員などの体制が整っておらず,外国につながる子どもが日本語教育をはじめとする適切な教育支援を受けにくい状況が生じている。学校現場が意欲的に教育支援に取り組んだ場合も,その経験や知識は蓄積されにくく埋 もれてしまいやすい。本論文は,散在地域である青森県における受け入れの一事例を分析し,どのような資源や学校の取組が,外国につながる子どもの学習を保障したかを考察した。対象事例では,校長が直接国際交流協会に働きかけて確保した母語話者の支援ボランティアが,教科内容理解のための通訳だけでなく,異なる学校文化や生活習慣へのガイド,保護者への支援などに大きな役割を果たし,担任・教頭・教務主任による校内指導体制が整えられ,子どもの学力が保障されていた。今後は,教育委員会が,こうした資源や取組についての情報を,関係機関と連携しながら積極的に蓄積し,支援体制を検討する必要がある。 続きを見る
3.

論文

論文
笹森, 圭子 ; 吉田, 美穂
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  124  pp.135-144,  2020-10.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00007192
概要:  弘前大学における新たな日本語教育科目の開講と教育学部多文化リソースルームの設置という2つの試みを通して,外国人散在地域において教員養成を担う大学が,学校教育における日本語教育の充実に向けて果たすことができる役割について考察した。新たな日本 語教育科目を履修した学生への事後調査では,彼らが日本語教育の中でも特に児童生徒を対象とする分野に高い関心を有していることが示され,教職志望の学生が日本語教育科目を履修できるような体制を築いていく必要性が示唆された。また,教育学部多文化リソースルームの取組に対しては教育委員会や学校現場からの期待が大きいことが確認され,大学が,地域の実情を踏まえた多文化・日本語教育の拠点機能を担っていくことの重要性が明らかになった。外国人散在地域においても,大学が,学校教育における日本語教育に対応し,多文化・日本語教育の拠点としての機能の役割を果たすことが求められている。 続きを見る
4.

論文

論文
桐村, 豪文 ; 吉田, 美穂
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  125  pp.219-230,  2021-03-31.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00007351
概要:  本研究は,散在地域である青森県の小中学校を対象に,多文化共生の視点から外国につながる子どもすべてを把握し個々の子どもの学習言語能力に着目した調査を実施することで,これまでの調査では把握されてこなかった地域の多文化状況と学習言語の面で支援を 必要とする子どもたちの存在を明らかにした。日本語指導が必要な子どもは,文部科学省「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査」よりもはるかに多く,高校進学をはじめとする学業達成や社会的自立に向けた支援の在り方が問われている。また,散在地域である青森県では自治体による支援の格差が大きく,県全体での支援体制構築が急務であることが示唆された。 続きを見る
5.

論文

論文
吉原, 寛 ; 成田, 頼昭 ; 大瀬, 幸治 ; 中谷, 保美 ; 敦川, 真樹 ; 古川, 郁生 ; 瀧本, 壽史 ; 三上, 雅生 ; 吉田, 美穂 ; 森本, 洋介 ; 菊地, 一文 ; 福島, 裕敏 ; 小林, 央美 ; 中野, 博之
出版情報: 弘前大学大学院教育学研究科教職実践専攻(教職大学院)年報.  2  pp.45-54,  2020-03-19.  弘前大学大学院教育学研究科
URL: http://hdl.handle.net/10129/00007228
概要:  本稿は,弘前大学大学院教育学研究科教職実践専攻(以下,本教職大学院と記す)で実践されたFD活動のうち,授業アンケートの結果をもとにして行われた授業改善の取組について,紹介・分析することで,授業改善の視点を明らかしようとする試みである。本教 職大学院における必修科目に対して教員に求められる4 つの力(自律的発展力・協働力・課題探究力・省察力)を測定する授業アンケートを実施し,その結果をもとに,FD研修会において授業担当者が4 つの力の視点で考察を行った。さらに,授業担当者の考察を本教職大学院の全教員が協議し,共有することで各授業に対する授業改善の視点を明らかにすることができた。今後は,授業アンケートの内容の精緻化を図り,院生が授業で身に付けた専門性を適切に測る一方で,教員がよりよい授業改善を行うために, 4 つの力の視点からFD 活動を積極的に実施していくことの必要性が確認された。 続きを見る