1.

論文

論文
伊藤, 武樹 ; 伊藤, 菜緒 ; 高橋, 俊哉
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.121-129,  2003-03-31.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/384
概要: 今次新学習指導要領(保健科教育)は,先の保健体育審議会の答申を受け,/ト中・高等学校を通して「ヘルスプロモーション」という新たな鍵概念を導入した。それに伴い,その-ルスプロモーションを教育的に具現化するためのモデルとしてGeen,Kreut er等による「PRECEDE/PROCEEDModel」が今日注目されている。そこで本研究は,そのモデルの第4段階「教育・組織診断」において行動影響要因の一つとして挙げられている「前提要因」に注目し,仮説「大学生の日常生活におけるライフスタイルのコントロール程度は,その前提として健康に対する統制期待(HLC)の程度から因果的影響を受ける」を共分散構造分析を用い明らかにした。その結果,HealthIJOCuSOfControlScor(HLC)とLifestyleとの間には,適合度の高い(AGFI.917,RMSEA.050)因果モデルと因果関係(.34)が認められた。この結果から健康的ライフスタイルを実践する上で,その前提として健康行動実践による結果期待についての認識が必要であると示唆された。 続きを見る
2.

論文

論文
高橋, 俊哉 ; 伊藤, 武樹 ; 伊藤, 菜緒
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.141-146,  2003-03-31.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/606
概要: 疾病構造の変化にともなって,健康によいライフスタイルを形成しコントロールする能力を身につけることが重要になってきている。本研究では本宮の「ライフスタイルの20の局面」を用いて,寒冷地域と温暖地域に在住する大学生のライフスタイルのコントロール 度を調査比較した。その結果,個別の局面では温暖地域の学生では「地域環境」「疲労休養」が,寒冷地域の学生では「自己実現」「学友関係」がそれぞれ他に比較して高いコントロール度を示した。また,「精神」「身体」「他者」「環境」に分けられる統制局面では,「環境」に関する統制局面で温暖地域の学生のコントロール度が高い傾向を示した.また女子では「環境」の統制局面で温暖地域の学生のコントロール度が高い傾向を示した。しかし,寒冷地城と温暖地城の大学生のライフスタイルのコントロール度の差異を全体的にみると,その地域差は少ないことが明らかになった。 続きを見る