1.

論文

論文
高間木, 静香
出版情報: 21世紀教育フォーラム.  10  pp.57-63,  2015-03-31.  弘前大学21世紀教育センター
URL: http://hdl.handle.net/10129/5525
概要: 筆者は、平成26年度前期の21世紀教育科目において、スポーツ実技「ヨガ」を初めて開講した。この経験を振り返り、また学生の受講動機に関するアンケートおよび「ヨガを受講して感じた心身の変化や効果」に関するレポートの記載内容について分析することで 、大学生への教養教育として開講したヨガの教育効果や意義について考察した。今回の開講経験から、一つの教養としてヨガの本質を学ぶ機会となっていたこと、様々なスポーツ科目の一つの選択肢となり得たことで運動の選択の幅が広がったこと、授業を通じて心身に何らかの変化を感じることができていたこと、ヨガの実践が自己の心身の状態を客観的にみる機会となっていたこと、授業をきっかけに体を動かすことへの意識が高まり運動の機会を作っていた学生もいた、という5 点が挙げられた。心身の健康を保つ意識や生涯の健康づくりのための自己管理能力を高めることにつながる点において意義があったと考える。 続きを見る
2.

論文

論文
伊藤, 菜緒 ; 伊藤, 武樹 ; 高橋, 俊哉
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.111-119,  2003-03-31.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/383
概要: 近年,疾病構造の変遷に伴い健康モデルもIllnessmodelからwelhessmodel-とParadigmSiftが叫ばれてきた.それに連動するかたちで新たなモデルを評価する指標も疾病予防モデルからLifestyleをコントロールするモ デル-とシフトしてきた。しかし、未だ新たなモデルに対する有効な評価モデルは確立しているとはいえない。そこで,本研究では近年筆者らが評価モデルとして活用している,本宮のLifestyleControlModelについて,その有効性を検証的因子分析を用い検証した。検証に当たっては多母集団同時分析を用い,男子・女子・全体の3群に対し等置制約を課し仮説モデルとし,比較モデル(制約なし)との間で比較検討した。その結果,仮説及び比較モデル共に同程度の良好な適合度であり,モデル間に有意な差は認められなかった。加えて,パラメータ間の差に対する検定統計量からも3群間に有意な差は認められず,本仮説モデル「ライフスタイルの20の局面」が男女に共通した構造モデルとして有効であることを認めた。 続きを見る
3.

論文

論文
伊藤, 武樹 ; 伊藤, 菜緒 ; 高橋, 俊哉
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.121-129,  2003-03-31.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/384
概要: 今次新学習指導要領(保健科教育)は,先の保健体育審議会の答申を受け,/ト中・高等学校を通して「ヘルスプロモーション」という新たな鍵概念を導入した。それに伴い,その-ルスプロモーションを教育的に具現化するためのモデルとしてGeen,Kreut er等による「PRECEDE/PROCEEDModel」が今日注目されている。そこで本研究は,そのモデルの第4段階「教育・組織診断」において行動影響要因の一つとして挙げられている「前提要因」に注目し,仮説「大学生の日常生活におけるライフスタイルのコントロール程度は,その前提として健康に対する統制期待(HLC)の程度から因果的影響を受ける」を共分散構造分析を用い明らかにした。その結果,HealthIJOCuSOfControlScor(HLC)とLifestyleとの間には,適合度の高い(AGFI.917,RMSEA.050)因果モデルと因果関係(.34)が認められた。この結果から健康的ライフスタイルを実践する上で,その前提として健康行動実践による結果期待についての認識が必要であると示唆された。 続きを見る
4.

論文

論文
高橋, 俊哉 ; 伊藤, 武樹 ; 伊藤, 菜緒
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.141-146,  2003-03-31.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/606
概要: 疾病構造の変化にともなって,健康によいライフスタイルを形成しコントロールする能力を身につけることが重要になってきている。本研究では本宮の「ライフスタイルの20の局面」を用いて,寒冷地域と温暖地域に在住する大学生のライフスタイルのコントロール 度を調査比較した。その結果,個別の局面では温暖地域の学生では「地域環境」「疲労休養」が,寒冷地域の学生では「自己実現」「学友関係」がそれぞれ他に比較して高いコントロール度を示した。また,「精神」「身体」「他者」「環境」に分けられる統制局面では,「環境」に関する統制局面で温暖地域の学生のコントロール度が高い傾向を示した.また女子では「環境」の統制局面で温暖地域の学生のコントロール度が高い傾向を示した。しかし,寒冷地城と温暖地城の大学生のライフスタイルのコントロール度の差異を全体的にみると,その地域差は少ないことが明らかになった。 続きを見る
5.

論文

論文
高橋, 俊哉 ; 伊藤, 菜緒 ; 伊藤, 武樹 ; 面澤, 和子 ; 北宮, 千秋 ; 大澤, 義介 ; 河内, 見地子 ; 柄本, 和吉 ; 齋藤, 直人 ; 棟方, 達也 ; 奥村, 俊樹
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.71-77,  2004-10-15.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/607
概要: 近年、疾病構造の変化にともない、健康モデルもIllnessモデルから、Wellnessモデル-と変化してきている。文部科学省においても、それらを受けて、ヘルスプロモーションの理念に基づく健康の保持増進を強調している。本研究では、ヘルスプロモ ーションを具現化するモデルとして注目されているPRECEDE-PROCEEDモデルの、第3段階の行動とライフスタイルを基点とし、第1段階のQOLに至る因果的様態に注目し、仮説:「ライフスタイルのコントロールの程度は結果としての健康度やQOLに逐次的因果的に影響を及ぼす」について共分散分析構造を用い明らかにした。その結果、ライフスタイルと健康度、及びQOLの間には有効な因果モデルと因果関係が認められた。 続きを見る
6.

論文

論文
伊藤, 武樹 ; 伊藤, 菜緒 ; 毛, 竹 ; 工藤, 洋輔 ; 高橋, 俊哉
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.49-60,  2007-03-22.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/381
概要: 本研究は大学生のライフスタイル改善ための実践的ライフモデルの構築を目的に、仮説「大学生のライフスタイルは、健康行動に対する効力感、生活する上で実践力となるスキル、社会的支援環境および健康行動を促進する環境条件の影響を受け決定される」を設定し 、ライフスタイルが如何なる要因の影響を受け形成されるのかを、因果構造モデルとして解明すると共にライフスタイル改善のための具体的指榛を明らかにしようとするものである。分析の結果、仮説ライフモデルは男女共通の構造モデルで説明できることが認められた。構造モデルの特徴は、準備要因の影響力が最も強く、実現要因及び強化要因の影響力の弱いことが認められた。しかし、実現及び強化要因共に準備要因との間の共分散関係の強さから、それら3要因は環境要因と共にライフモデルにとって必要な要因であることが認められた。本仮説モデルの適合度は、全体的評価指標GFI-.908、CF1-.893、RMSEA-.055であり、良好と評価された。加えて、本仮説モデルから導き出されたライフスタイル改善のための具体的指槙は、準備要因の対健康効力感、実現要因のコミュニケーション・対人関係スキルやストレス対処・情動対処スキル、強化要因の友人支援と環境要因については施設の利便性、用具の有無等が認められた。 続きを見る
7.

論文

論文
毛, 竹 ; 工藤, 洋輔 ; 伊藤, 菜緒 ; 高橋, 俊哉 ; 伊藤, 武樹
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.75-86,  2008-03-25.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/284
概要: 本研究は、学校教育において「生きる力」を学習してこなかった大学生が、個々人の生活体験の中からどの様にしてレベルアップを図ってきたのかを因果構造モデルとして把握することで、脆弱化傾向にあるとされる大学生の「生きる力」の改善方策の手がかりを得る ことを目的とした。そこで仮説「大学生の生きる力は5領域のライフスキルの系統的習得の伝播によって生成される」を設定し、WHO のライフスキルを評価指標として、レベルアップの様相を因果的構造論的に検証した。 検証の結果から、大学生の「生きる力」のレベルアップ方策としての最優先事項は、レベルアップの中核であるLevel ①の基本スキルの確かな習得とその強化と、Level ②の応用スキルをLevel ③の目標スキルに生かすための因果的方策の策定が必要であると考える。 続きを見る
8.

論文

論文
吉中, 淳
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.153-161,  2012-10-31.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/5065
概要: rediger(1982)による、Holland の職業興味の六角形モデルに座標軸を導入するという理論の検証を試みた。大学生248名に職業レディネステスト簡易版として作成されたVRT カード所収の54の職業名を提示し、それぞれ5件法でやりか たの決まった職業かアイデアを出す仕事か(Data-Ideas)についてと、同じく5件法で人を扱う職業かそれとも物・動植物・機械を扱う職業(People-Things)かについて尋ねた。各類型の平均値について散布図をとってみると概ね六角形構造は支持されたが、社会型と企業型の職業についてはData-Ideas 軸について予想と逆の有意差がみられたことにより位置の逆転がみられた。 続きを見る
9.

論文

論文
髙橋, つかさ ; 葛西, 敦子 ; 田中, 完
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  115  pp.105-112,  2017-11-06. 
URL: http://hdl.handle.net/10129/6200
概要:  視力低下とう歯は,子どもの健康問題であり,学校においては保健指導等の予防対策を行うことが求められている。そこで,本研究では,大学生が過去に受けてきた視力に関する保健指導とう歯に関する保健指導について比較し,検討することを目的として質問紙調 査を行った。 その結果,学校において視力に関する保健指導が「あった」と回答した者は303名中52名(17.2%)で,う歯に関する保健指導が「あった」と回答した者の148名(48.8%)と比べて有意に少なかった。さらに,学校での保健指導について「あったかどうか覚えていない」,「なかった」と回答した者が,視力については251名(82.8%)もおり,8割を超えていた。 本研究より,学校での視力に関する保健指導が十分に行われていないことが明らかとなった。学校現場には,視力低下予防のために視力に関する保健指導を継続して取り組むことが求められる。 続きを見る
10.

論文

論文
日景, 弥生 ; 青木, 香保里 ; 志村, 結美
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  116  pp.75-80,  2016-10-14.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/6231
概要:  健康な食生活の営みに不可欠な献立作成力を育成するために、小学生を対象とした授業実践と大学生を対象とし た調査から、その指導上の留意点を明らかにすることを目的とした。  その結果、小学生には献立作成のエビデンスとなる3つの食品グループの習得 が不可欠であること、そのためには児童が作成した献立に対する教師の評価とその提示が重要であることが明らかになった。大学生の調査からは、 献立の食事構成は小学生の学習後と大きな差は見られず、献立作成力は小学生と同程度と推察された。また、献立作成の要素である食品摂取量の学習が充分ではないことが窺え、この学習を扱う中学校及び高等学校の家庭科において、食品摂取量等を含む献立作成力向上のために学習の充実が示唆された。 品摂取量等を含む献立作成力向上のために学習の充実が示唆された。 続きを見る