1.

論文

論文
加藤, 陽治 ; 伊藤, 聖子 ; 渡辺, 敏幸
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.91-96,  2001-10-15.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/481
概要: 果実類11品種(キウイ,イチゴ,モモ,カキ,アボカド,プルーン,リンゴ,イチジク,バナナ,パイナップルおよびミカン)の水不溶性食物繊維の多糖組成比較を行った。各果実の可食部から水不溶性細胞壁画分を調製,これを乾燥させ,糖組成分析と糖結合様式 分析に供した。さらに,水不溶性細胞壁画分はペクチン様物質,-ミセルロース画分およびセルロース画分に分画し,それぞれの画分の糖組成分析を行った。水不溶性細胞壁多糖はいずれの果実も,ペクチン様物質画分はおもに中性糖を含むラムノガラクツロナン,-ミセルロース(ⅠおよびⅡ)画分はおもにキシラン系多糖,ガラクタン系多糖およびキシログルカン,そしてセルロース画分はセルロースから構成されており,これらの比率はキウイで28:19:53,イチゴで38:15:47,モモで25:22:53,カキで16:14:70,アボカドで28:35:37,プルーンで26:32:42,リンゴで30:20:50,イチジクで38:15:47,バナナで24:31:45,パイナップルで19:44:37,ミカンで26:15:59であった。 続きを見る
2.

論文

論文
山本, 欣司 ; ヤマモト, キンジ ; Yamamoto, Kinji
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.11-21,  2002-03-28.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/326
概要: 「たけくらべ」をめぐる論争をたどりながら明らかになったのは、美登利の変貌の原因を初潮とする見解の背後に、性的な「成熟」によって(子ども)/ (大人)を分割する近代的パラダイムがひそんでいるということである。初潮を迎え(大人)になるまで美登利 は無垢で、娼妓の世界-の参入を猶予されているとアプリオリに前提されてきた。ところが、佐多稲子氏は初潮にそれほど大きな意味はないとして、女性のセクシュアリティをめぐる神話に疑問を投げ掛けた。暴力による変貌を主張した《水揚げ説》は強い説得力を持つ。だが、これまでの議論には、娼妓になるべき娘として、実際に美登利にどのような立場の変化があり得たか一という視点が欠けていた。日本近代公娼制をめぐる歴史的事実に目を向けたとき、娼妓とは売られた娘であったことがわかる。私は、美登利の変貌が「身売り」によるものであり、「たけくらべ」の合意する残酷さから目をそらしてはならないと主張した。 続きを見る
3.

論文

論文
山田, 史生
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.23-62,  2002-03-28.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/680
概要: 行為論の観点から『臨済録』の幾段かを吟味する。
4.

論文

論文
安野, 眞幸
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.63-74,  2002-03-28.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/2158
概要: 中世の富士大宮は次の三者からなっていた。①宗教上の中心「富士浅間神社」,②社会・経済上の中心「駿州中道往還」の宿場町「神田宿」とその市場「神田市場」,③政治・軍事上の中心「大宮城」。「神田市場」や「神田橋開」では今川氏の任命した小領主たちが 徴税を請け負っていた。大宮司の富士氏は当時,国人領主としても発展し「大宮城」の城代をも兼ねていた。今川氏の発布した「富士大宮楽市令」は,市場からの小領主の排除と「諸役」の停止を内容としており,富士氏側が今川氏に譲歩を迫り,勝ち取ったものであった。 続きを見る
5.

論文

論文
北原, 晴男 ; 肥田野, 豊 ; 船澤, 陸郎 ; 川崎, 恵美子 ; 宮本, 利行
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.83-88,  2002-03-28.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/2742
概要: 藍は古来から世界各地で藍染めに用いられて来た。ここ津軽地方においても,藍の栽培と染色は古くから行われており,地域との関わりが深い植物である。天然藍染法は「栽培一醗酵一染色」という一連の工程の中で,生物と化学が織りなす興味深い世界である。本稿 では化学からみた天然藍染法と,最近,見出された生薬染めについて述べると共に,実験を通して,生体(藍の生薬)での現象と化学試薬(インジカン)による現象が同じ化学反応で起こっていることを明らかにした。また筆者らが構成する津軽藍研究会の目的の1つである「総合学習」について,その教材化-の科学面からの試みを述べる。 続きを見る
6.

論文

論文
宮本, 利行 ; 北原, かな子 ; 肥田野, 豊 ; 北原, 晴男
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.89-98,  2002-03-28.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/2743
概要: 明治初年,廃藩置県とそれに続く秩禄処分によって職を失った士族は,深刻な経済的危機に直面することになった。こうした士族救済のため,政府は士族授産事業を遂行し,青森県でも旧藩士族らによりそれぞれ様々な試みがなされた。本稿では,最初に明治初年の青 森県内に展開した士族授産事業の様子を述べるとともに,特に旧弘前藩士族の動向を取り上げ,当時,東奥義塾に招碑されていた外国人教師が地域産業開発に関わったことや,弘前で行われていた藍の産業化-の試みについて明らかにするものである。 続きを見る
7.

論文

論文
大谷, 良光
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.131-138,  2002-03-28.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/387
概要: 別稿で明らかにされたカリキュラム開発の問題と課題を検討する目的で,カリキュラム開発の3つの局面,つまりカリキュラム構成(狭義)-授業-カリキュラム評価に,子どもの生活概念を介在させ,「教育のカリキュラム」と「学習のカリキュラム」の適切な関係 を検討した。その結果,開発の過程では,3局面が子どもの生活概念を頂点に抱きながらそれらと相互に往還する動的な相互関係にあると考えられ,そこで両カリキュラムの関係は,前者が主側面で後者は子どもの生活概念を介して各局面に働きかけていると結論された。また,カリキュラム構成の各過程の概念とそれらの関連の検討の結果,それは教材を要とし,静的な要素でなく動的な契機としての相互関係であると考察された。そして,学習観の転換に整合するカリキュラム構成の原則を解明する視角は,子どもの生活概念の再構成という概念装置により4契機を分析することである。 続きを見る
8.

論文

論文
大谷, 良光
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.123-129,  2002-03-28.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/391
概要: 本小論は,教育学研究におけるカリキュラム開発論の問題と課題を,代表的著書にみられるカリキュラム開発概念の整理を通して検討した。その結果,現在のカリキュラム論に大きな影響を与えている佐藤学等の論が,カリキュラムの本来備えている「教育計画」の側 面を後方に追いやっていることに問題の所在が集約できた。したがって,学習の転換論からの求めを「教育計画」を視座に克服するカリキュラム開発論の解明が課題となった。また,カリキュラム開発の過程がカリキュラム構成(狭義)-授業-カリキュラム評価と理解され,カリキュラム構成の各構成要素一教育目的,教育内容,教材,教育方法,教育評価-が「段階」「手順」という静的に把握されている点に問題があり,動的に把握することが課題として明らかになった。 続きを見る
9.

論文

論文
大谷, 良光
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.139-148,  2002-03-28.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/388
概要: 技術科におけるカリキュラムの問題と課題を,中学校学習指導要領技術・家庭の教科の性格とそれに基づく技術科の実際を検討することで明らかにした。その結果,技術科の性格は新教育に系譜をもつ経験主義教育と1969版学習指導要領技術・家庭に登場した題材 論により,国際的動向とは軸が異なる様相を示し,技術科教育に対する社会的評価を低下させたと思われた。そこでその克服は,教育目的論と学力論の視角から考察することが適切であると考えられ,教育目的はユネスコ「技術教育及び職業教育に関する条約」を踏まえ,「すべての子どもが技術及び労働の世界をわがものとすること」の内実を学力論に求め,学力の構成要素を、技術に関する科学的認識,生産技能,技術観・労働観と概念づた。 続きを見る
10.

論文

論文
大谷, 良光
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.149-155,  2002-03-28.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/389
概要: 技術科教育における「教育内容の現代化」をめぐる論争の整理を通し,カリキュラム開発論に果たした「系統主義」教育論の役割を検討した。その結果論争は,経験主義教育を克服し,教育内容の体系的・系統的学習の重要性とそれを軽視する傾向を戒めていた。そし て,中心的争点であった「製作学習」を教育内容の「技術的計画立案」として位置づけることでその方向性が確かになった。また技術科授業の実際を検討したところ,能力主義教育の弊害が生じており,「これだけは教えたい」とする発想に支えられ面をもつ「系統主義」教育は,学ぶ意味と喜びの獲得の授業という現代的教育課題にとって限界と思われた。子どもと直接対時するものは,教育内容を内包した教材であり,指導過程に導かれた学習形態にあり,したがってカリキュラム構成の各契機の動的な把握によるカリキュラム開発が必要であることが明らかになった。 続きを見る