1.

論文

論文
髙瀬, 雅弘
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.17-30,  2010-03-31.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/3391
概要: 本稿は、青少年の社会史的研究と社会学的な青年期構造(論)とを架橋しながら、近代日本における青年期構造の変容を分析するための課題と枠組みを提示することを目的とする。 その手続きとして、三つの作業を行っている。第一に、青年期の歴史的変容を扱った 青少年の社会史研究の成果をふまえ、分析視角としての都市化・都市への移動がもつ意味を明らかにする。第二に、都市社会に注目することで、これまでの青年期に関する構造的把握(二重構造や三層構造)に対して、新たな四象限の構造を提起する。第三に、「戦後型青年期」という青少年のありようについて、その原点が戦間期の都市社会化に求められることを明らかにする。 以上の作業から、青年期構造の歴史分析における戦間期研究の意義を明らかにし、今後の課題を提起している。 続きを見る
2.

論文

論文
髙瀬, 雅弘 ; 村上, 亜弥
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.33-45,  2011-03-23.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/4447
概要:  本稿は、戦後まもない時期に行われた「緊急開拓」の様態がいかなるものであったのかについて、かつて陸軍の演習場として利用されていた青森県鰺ヶ沢町山田野地区を事例に、入植の経緯と定着のプロセスに焦点を当てて考察したものである。 そのための手続き として、本稿では集団ではなく個人のライフコースを分析対象とし、敗戦によって断絶を余儀なくされた職業経歴の再形成がどのような形で行われたのか、そして対象地域に最初に入植した元軍人たちがどのような形で戦後開拓を経験していったのか、という論点についての分析を行っている。 本稿は、軍というものを、土地としても人としても引きずることになった対象地域の性格を考慮しつつ、ひとつの戦後開拓像を描き出そうとする試みである。 続きを見る
3.

論文

論文
髙瀬, 雅弘
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.15-27,  2012-03-22.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/4572
概要: 本稿は、戦争によって職業経歴の断絶を余儀なくされた若者たちが、どのようにしてその再構築を図っていったのかを、ひとつの戦後開拓地をフィールドとして考察したものである。具体的には、長野県上郷村からの分村計画によって生まれた、岩手県滝沢村・上郷分 村に入植した人びと(若者たち)の入植に至る経緯、開拓地での共同生活、個人経営への移行と家族形成までの過程から、新たな職業経歴の形成がいかにしてなされたのかを考察する。ここから明らかになるのは、ほぼ同じ世代の若者たちからなる開拓地のなかで形作られた共同性と、共同から個人へ、および個人から家族へという移行のタイミングが職業経歴の安定化にもたらした影響の大きさである。本稿は、開拓地という地域社会の変容過程と若者たちのライフコースの関係性を通じて、戦後開拓というものを捉え返そうとする試みである。 続きを見る
4.

論文

論文
髙瀬, 雅弘
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.17-30,  2014-03-27.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/5716
概要: 本稿は、ひとつの戦後開拓地をフィールドとした聞き取り調査(ライフヒストリーインタビュー)に基づき、「開拓二世」の女性たちのライフコースにはどのような特徴がみられるのかについて考察したものである。そこで本稿ではまず、1940年代後半に長野県上 郷村からの分村計画によって生まれた、岩手県滝沢市・岩手上郷分村に入植した人々(開拓一世)の子ども(開拓二世)ないしその妻である女性たちの、生育環境、教育経歴、職業経歴、生殖家族経歴をたどる。次に第一世代との対比から、世代間の相違と共通性を読み取る。そのうえで、彼女たちが第一世代から受け継いだもの、さらには第二世代固有の課題を、地域特性を考慮しながら明らかにする。本稿は、ライフコースと世代という観点から、「生きられた経験」としての戦後開拓を捉えようとする試みである。 続きを見る
5.

論文

論文
髙瀬, 雅弘
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.23-33,  2014-10-14.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/5735
概要:  本稿は、青森県十和田市の4つの高等学校の生徒たちが「アートによるまちづくり」とどのような接点をもち、それをどのように受け止めているのか、またそうした施策のもとで変化する中心商店街といかにして関わり、そこに何を望んでいるのかについて考察する 。具体的には、調査時点での2年次生徒を対象とした質問紙調査に基づき、アートに触れることによって生じる変化、市が進めるまちづくりに対する評価、中心商店街の利用状況や変化に対する認識、要望や今後のまちとの関わり方に対する展望といった点について明らかにする。これらの作業を通して、今後の中心市街地活性化やまちづくりに高校生が関わっていくうえでの課題を提示する。 続きを見る
6.

論文

論文
髙瀬, 雅弘
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.23-36,  2015-03-27.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/5747
概要: 本稿は、自然村とは異なる原理で構成された地域社会としての戦後開拓地において、女性たちがそこでの地域性や共同性をどのようにして形成していったのかを、聞き取り調査(ライフヒストリーインタビュー)に基づいて考察したものである。本稿では、地域性や共 同性の基盤として、開拓の経験や記憶を位置づける。そのうえで、まず女性たちにおいて共有・継承されているものとしての、第一世代が伝える開拓の記憶の内容と、第二世代における受け止めを明らかにする。次に、記憶の継承にみられる女性の視点のもつ特徴について考察する。そして記憶の継承の仕方、ならびに継承の場となったものの意味について検討する。ここから明らかになるのは、多様な背景を持つ人々からなるひとつの戦後開拓地において、女性たちによる記憶の共有と継承、さらにはそれを支える場の存在によって、地域性や共同性が形成され、維持されてきた歴史的過程の一端である。 続きを見る
7.

論文

論文
髙瀬, 雅弘
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  118  pp.19-30,  2017-10-13.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/6269
概要:  本稿は、中等教育段階の社会科教育と社会調査の関連を、①歴史:社会科教育のあり方が模索された1940年代後半から50年代の展開、②視座:学習指導要領の記述と社会調査のテキストにおける定義の検討、③実践:社会調査教育を通じた社会科教員養成への 指向性、という視点から考察したものである。①歴史的展開の検討から示唆されるのは、学習指導要領体制が整備されるなかで模索された、地域課題探求のための社会調査のあり方が、現代においてあらためて問い直される必要性である。②社会調査の視座の検討からは、方法論に重点が置かれがちな社会調査を、「問題意識」から捉え返し、「総合性」という観点からの社会科教育への貢献、という方向性が示される。③大学での実践の検討からは、社会調査を単なる情報収集の手段としてではなく、問題意識から報告書作成までトータルな過程として位置づけることで、発問や内容構成に関する能力の育成に寄与する可能性が提起される。 続きを見る
8.

論文

論文
髙瀬, 雅弘
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  120  pp.19-30,  2018-10-12.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00006471
概要:  本稿は、戦後間もなく「緊急開拓事業」によって成立した戦後開拓地をフィールドに、1970 年代に小学校分校に勤務した教員の教育実践とライフヒストリーを手がかりとして、学校と地域社会との関係性が、地域固有の文化の形成や発展にどのように影響して いったのかを考察するものである。具体的には、①当時の学校が置かれた教育課題を地域特性との関連のなかで捉える、②課題解決のための学校と地域社会の関係性構築の様態を明らかにする、③戦後開拓地という、新しい共同体における学校という場の存在意義を分析する、④戦後開拓地での教育経験が教師の自己形成にもたらした意味を問う、といった作業を通じて、戦後開拓地における、学校を基盤とした地域文化形成のありようを明らかにする。 続きを見る
9.

論文

論文
髙瀬, 雅弘
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  122  pp.23-35,  2019-10-21.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00006886
概要:  本稿は、「緊急開拓事業」のもとで成立した戦後開拓地を学区域に含む新制中学校を対象に、1950年代に同校に勤務した教員の目から捉えた地域のありようと教育実践を手がかりとして、「新しい地域社会」のなかで「新しい学校」がいかに形成され、展開して いったのかについて考察するものである。具体的には、①戦後開拓地に設立された学校がいかなる特徴を持っていたのか、②地域の人びとが学校をどのように受け止め、関わっていったのか③教師たちはどのような実践を行ったのか、④そこでの教育経験は、地域の教育文化のなかにどのように位置づけられるのか、を問うことで、戦後開拓地という「新しい地域社会」から捉えた学校、とりわけ新制中学校の存在意義を明らかにする。 続きを見る
10.

論文

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髙瀬, 雅弘
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  125  pp.29-40,  2021-03-31.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00007326
概要:  本稿は、1940年代後半の緊急開拓事業期に成立したひとつの戦後開拓地と、そこに立地した小中学校での教育・被教育経験に基づき、地域社会と人びとにとって学校がいかなる存在意義を有していたのかについて考察するものである。具体的には、戦後開拓地に おいて、①人びとは学校と地域社会にどのように出会い、どう関わっていったのか、②地域社会の形成において学校はいかなる役割を果たしたのか、③学校は「外」の社会と地域社会とをどのようにつないでいたのか、④教育・被教育経験を媒介として形成された「ふるさと」というものが、いかにして継承されようとしたのか、を問うことで、戦後開拓地における学校の存在意義の一端を明らかにする。 続きを見る