1.
論文 |
小寺, 弘幸 ; 小林, 央美 ; 上野, 秀人
概要:
「青森県体力向上モデル事業研究推進校」として青森県教育委員会から指定を受け,平成20年度までの2年間「体力つくり」に取り組んだ。その際,「体力」の向上は「気力」の充実につながり,それが「知力」の向上をもたらすと考えた。そこで,健康教育が教
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育活動全体を通して実施させることが期待される中で生きる力との関係性を整理し、体力の向上と食育を題材とした「健康教育」を教育活動の中心に置き,学校経営を構想し実践した。まず,全校体制での体力つくりとして,運動する楽しさや心地よさを感じる活動,ねばり強く体力つくりに取り組む活動,その他の活動に取り組んだ。また,食育の取り組みとして,食に関する指導の全体計画,食に関する指導の年間指導計画を作成し、それをもとに学校給食をランチルームでおこなっていることを活用したり,給食の最後に栄養士から季節に応じた食材の話といった講話をおこなったりと実践的に取り組むことで学校を取り巻く子供、保護者、教師への影響を考察することとした。 その結果,研究推進校として教職員が協働的な取組みを生み出すこと、保護者・地域から学校教育活動への関心の高まりを見出すことができた。その取り組みを振り返り,「健康教育を中心に据えた学校経営」について整理しまとめることとした。
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2.
論文 |
益川, 満治 ; 杉本, 和那美 ; 上野, 秀人 ; 高橋, 俊哉 ; 戸塚, 学 ; 清水, 紀人
概要:
本研究では,弘前大学教育学部学生の健康度や生活習慣及び運動行動変容ステージを明らかにすることで現状を把握し,今後,健康的な生活習慣の確立及び運動行動変容を意図した介入研究を見据えた知見及び基礎資料を得ることを目的とした.その結果,運動行動
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変容ステージの進行が健康度・生活習慣に影響を及ぼす可能性が示唆された.今後,それらの知見を踏まえ,本教育学部学生自身の健康的な生活習慣及び運動習慣の確立に向けたアプローチ方法を検討し,将来の児童・生徒の「健康自立」に向けた「健康教育」を行える教員養成の必要性があるだろう.
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3.
論文 |
益川, 満治 ; 杉本, 和那美 ; 髙森, 洋平
概要:
本研究は,中学生における健康・生活習慣,運動行動変容ステージ及び身体活動セルフエフィカシーを調査し,現状の把握と「健康教育」プログラムの開発・研究に向けた資料作りを目的とした.その結果,DIHAL. 2の各尺度得点で性差は認められなかった
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.また,「健康度」及び「生活習慣」得点と身体活動SE の関係を見たところ,中程度の相関がみられた.そして,身体活動SE 得点について,性差及び運動行動変容ステージから検討したところ,運動行動の変容ステージに主効果が認められ,ステージが進行するほど身体活動SE 得点が高いことが分かった.このことから,身体活動SE 得点を高めることで運動行動の変容ステージが進行し,「健康度」及び「生活習慣」にポジティブな影響を与える可能性が示唆された.
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4.
論文 |
益川, 満治 ; 工藤, 武志 ; 對馬, 慎太郎 ; 羽村, 麻美 ; 高森, 洋平
概要:
本研究は2018年から2021年度の生徒の体力測定結果を検討し,これからの「健康教育」を行う上での資料とすることを目的とした.対象として本学附属中学校に所属していた生徒延べ1886名(男子:931名,女子:955名)を対象とした.その結果,
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体力測定結果全国平均値より低い値を示す傾向が見受けられたが,3年間の経時的変化から,概ね成果を確認できた.しかし,今後の継続的な体力測定結果の検討や,運動習慣や身体活動SE,身体活動量等の観点からの検討も注意深く行っていく必要がある.
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5.
論文 |
上野, 秀人 ; 根岸, 夢磨
概要:
中学校学習指導要領解説保健体育編(平成29年7月)では,「学習したことを実生活や実社会に生かし,豊かなスポーツライフを継続することができるよう,小学校,中学校,高等学校を通じて系統性のある指導ができるように示す必要がある」と記された。これは
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保健体育での学びによって身に付けた資質能力が,「実生活・実社会に生かされ」そのことによって「豊かなスポーツライフを生む」好循環をめざすもので,「校種の連携」が授業構想上,重要になったといえる。また,学びに関わる指導の充実といった点で,教師の不断の努力による授業改善の具体的な実践研究が期待されている。 本研究では,体つくり運動の第3学年で新たに示された「イ 実生活に生かす運動の計画」の単元(体育分野)における「学びの充実」及び「主体的・対話的で深い学びに向けた授業改善」の考え方とその実際を整理した。その際,授業研究の目的に沿った視点での「生徒の様相フィードバック」と「教師行動に関わる情報提供」についての「対話による再構想化」が重要であること。またそれらが教師の「授業研究構想力」を高めていくことについて言及した。
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