1.

論文

論文
遠藤, 孝夫
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.185-199,  2001-03-30.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/3606
概要: シュタイナー教育の原理とも言うべき「人間認識に基づく教育」は,「学校の自律性」を前提に機能するものであるが,この両者の連関はこれまで十分に理解されてきていない。本稿は,「社会三層化運動」に関する最初の本格的研究であるシュメルツアーの成果に学 びつつ,社会三層化運動の一つの結晶として創設されたヴァルドルフ学校とその創設理念を検討することで,従来のシュタイナー教育-の認識不足を補完することを意図するものである。 続きを見る
2.

論文

論文
遠藤, 孝夫
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.231-246,  2002-03-28.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/3607
概要: 本稿は,圧倒的勢いで迫りつつある競争と効率性を基調とする新自由主義(市場自由主義)による教育改革に抗して,共同性と連帯に基づく<開かれた公共空間>としての学校づくりと教育改革の糸口を探るという課題意識の下に,現代ドイツにおける教育改革の歴史 的背景を成すと考えられる二つの教育学研究の営為とその特質を分析したものである。1990年代以降の現代ドイツにおいては,市場原理の導入に象徴されるアングロ・サクソン諸国における教育改革とは異なり,あくまでも共同性と連帯を基調とする学校づくりと教育改革が展開されている。こうした特質を有する現代ドイツの教育改革は,1970年代中頃から開始された「良い学校」ないし「学校の質」に関する実証的な学校研究と,その成果を継承しつつ「良い学校」の実現に向けたより具体的な方法を提示する学校開発理論という,二つの教育学研究の営為を背景として展開されているものである。 続きを見る
3.

論文

論文
面澤, 和子 ; 衛藤, 隆 ; 遠藤, 孝夫
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.77-88,  2005-03-30.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/629
概要: The status of health education in Germany (from an example of Niedersachsen) was surveyed in 2003as part of a study of European countries. In Germany, health education is not a separate course, butintegrated into other courses. Examples of courses (first grade through 13th grade) integrating healtheducation information included fact-teaching, sport, biology and the others. Health education consistsof six areas; nutrition, teeth and hygiene, drug abuse prevention, diseases, sex education and safetyeducation.It is characteristic that the content of extra subjects, such as a part of "teeth and hygiene", safetyeducation and sex education in Japan is included in subjects in Germany. That means combiningintellectual and practical learning. In Germany, health education is considered essential and it isintegrated into other courses with the underlying belief changing from the school is "a place forlearning" to the school is "a place for life." 続きを見る
4.

論文

論文
遠藤, 孝夫
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.105-116,  2005-10-07.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/3609
概要: 弘前大学教育学部が提唱している「教員養成学」とは何かについて,特にこの新たな学問領域の「学」としての独自性を明らかにすることから,「教員養成学」が教員養成とその研究の在り方に切り開くことができる可能性と課題を検討した。「教員養成学」は研究目 的,研究領域・課題及び研究方法の点で従来の研究とは異なる独自性があるが,それは大学が教員養成-の「責任」を自覚したことを根底とするものであり,また「教員養成学」の構築を通して,教員養成学部の自律性と自己変革のための理論的基盤が形成されることが確認された。 続きを見る
5.

論文

論文
遠藤, 孝夫
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.113-124,  2006-03-28.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/3610
概要: 戦後の我が国の教員養成教育の歴史の中で,1970年代の宮城教育大学の大学改革は特筆すべき位置を占めているが,未だにその学問的な検証作業は未開拓状態にある。本稿は,この官教大の大学改革の検証作業の第一歩として,林竹二の学問観の分析を通して,宮 教大の大学改革の理念に迫ることを課題としている。林竹二は,学ぶ者に「仮借のない吟味」を通して「自己の再形成」を迫る「己の為の学」こそが「真実の学」であり,大学はそのような意味での「己の為の学」を組織することに「責任」を負うべき教育の場であるとの学問観を有していた。この林竹二の学問観が,大学紛争後の宮教大の大学改革,特に教員養成教育改革を貫徹する理念(基本原理)となっていった。 続きを見る
6.

論文

論文
遠藤, 孝夫
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.87-97,  2007-03-22.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/3611
概要: ドイツ連邦共和国憲法(基本法)は、「神」との関係から国家の再建理念を基礎づけ、公教育の要件として宗教教育(端的にはキリスト教教育)を明確に位置づけている。このことは、厳格な政教分離と公立学校での宗教教育を禁止している我が国と著しい対照を成し ている。本稿は、このドイツの戦後教育の展開において一つの顕著な特徴と言える「宗教教育の復権」の具体相とその歴史的背景の解明に迫ることを意図するものである。具体的には、基本法に先立って占領下に制定された州憲法に注目し、特にその中でも最もキリスト教的自然法に刻印されたものとされるラインラント・プフアルツ州憲法(1947年)の制定過程での論議を分析することで、「宗教教育の復権」に象徴される戦後ドイツ初発の国家と公教育の再建理念を明らかにした。 続きを見る
7.

論文

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遠藤, 孝夫
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.3-16,  2004-03-31.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/3608
概要: 昨今の教員養成学部の再編・統合の論議の中で、教員養成学部は「専門学部」としての自らの存立の在り方が厳しく問われている。「教員養成学」の創出は、こうした状況を踏まえて、教員養成学部の学問的存立基盤を成す基礎理論を構築することを意図したものであ る。本稿は、戦後の教員養成教育論の歴史的展開を踏まえて、「教員養成学」を創出することが如何なる意義を有し、またそれが如何なる課題を担う学問領域なのかを明らかにしたものである。 続きを見る
8.

論文

論文
遠藤, 孝夫
出版情報: pp.1-76,  2002-03-31.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/3613
概要: 平成11年度~平成13年度科学研究費補助金(基盤研究(C)(2))研究成果報告書 ; 課題番号11610240
9.

論文

論文
遠藤, 孝夫
出版情報: pp.1-18,  2007-03-30.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/3614
概要: 「平成16年度~平成18年度科学研究費補助金(基盤研究(C))研究成果報告書 ; 課題番号16530489(研究代表者:遠藤孝夫)」所収
10.

論文

論文
遠藤, 孝夫
出版情報: pp.32-47,  2007-03-30.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/3615
概要: 「平成16年度~平成18年度科学研究費補助金(基盤研究(C))研究成果報告書 ; 課題番号16530489(研究代表者:遠藤孝夫)」所収