1.

論文

論文
齋藤, 尚子 ; 日景, 弥生
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.61-65,  2006-09-29.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/469
概要: 子どもの食生活実態を判定するための項目を作成するために、小学6年生34名の給食を除く1週間の食事を、①欠食の有無・回数およびその食事帯、②単品の有無、回数およびその食事帯、③ 「献立を忘れた」の有無と回数、④ 1週間に摂取した総食品数、およ び⑤ 6つの基礎食品群ごとの食品数を分析し、以下のことが得られた。子どもの食生活実態は、①欠食の有無、回数、や登校日の朝食の欠食、④総食品数、および⑤ 6つの基礎食品群ごとの食品数、中でも緑黄色野菜の食品数との関連がみられた。これより、これらを判定項目とすることにより子どもの食生活実態を評価することができると結論づけた。 続きを見る
2.

論文

論文
佐々木, 多津子 ; 日景, 弥生
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.75-81,  2007-10-01.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/250
概要: 本研究では、本報に続くジェンダー学習を構築するために、3つの高校の生徒を対象にジェンダー観を調査することを目的とした。その結果、以下のことが得られた。 36の調査項目からなる「意識」「行動」「感情」における高校生のジェンダー観は、「意識」が 最も「敏感」で、次いで「行動」「感情」の順となった。しかし、学校による違いはみられなかった。各調査項目について男女で比較したところ、16項目で有意差がみられ、そのうち4項目で男子の方が女子より「敏感」だった。これらの結果から、続くジェンダー学習では、①高校生は「意識」では「敏感」であることから一般常識ではなく自分に置き換え、かつフィードバックして自分の実態に気づくことのできる授業、②学習内容として「働くことは両性に必要である」ことと、「生活的自立も両性に必要である」ことを実感できる授業を構築する必要であると結論づけた。 続きを見る
3.

論文

論文
梛野, 綾子 ; 日景, 弥生
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.117-124,  2008-03-25.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/288
概要: 近年、学校における男女混合名簿の採用率は総じて増加傾向にある。しかし、男女混合名簿は児童生徒への教育的効果が明示されにくいことや、健康診断では別名簿を使用するなどの事務的な煩雑さのため、採用を躊躇する学校もある。そこで、本研究では、混合名簿 採用校と未採用校における学校生活に対する児童とその保護者のジェンダー平等意識を調査し、名簿が児童や保護者に与えた影響を探ることを目的とした。 その結果、児童の意識は、採用校の方が未採用校より有意に「敏感」となり、採用校の児童は混合名簿を肯定的に受け止めていることがうかがえた。保護者の意識は、未採用校の方が採用校より有意に「敏感」となった。児童と保護者の意識の関連をみたところ、採用校の方が児童の意識が保護者のそれより「敏感」なケースが多くみられた。また、採用校では保護者が「敏感」で児童が「鈍感」の組み合わせはなかった。これらのことより、採用校における児童の意識には混合名簿が影響を及ぼしている可能性が示唆された。 続きを見る
4.

論文

論文
柏崎, 真理子 ; 前田, 雄也 ; 日景, 弥生
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.109-114,  2009-03-30.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/1820
概要: 小学5年生から大学生までの計639名を対象に、小学校家庭科教科書に記載されている被服製作用語について用語に関する知識39項目と技能の自己評価17項目を調査した。その結果、以下のことが明らかとなった。用語に関する知識では、いずれの項目も小学5 年生から中学1年生にかけて「知っている」割合が高くなり、小学校家庭科学習の効果がみられた。しかし、大学生では中学生に比べて減少傾向にあり、小学校で学習したことが定着していないことが示唆された。技能の自己評価では、用語に関する知識と同様に小学5年生から中学1年生にかけて、「できる」割合が著しく増加したが、中学3年生から大学生にかけては男子で減少、女子で維持または減少した。しかし、家庭での裁縫経験がある大学生では、日常使う裁縫技能の項目で「できる」割合は高く、裁縫経験は技能程度を高めることがわかった。 続きを見る
5.

論文

論文
前田, 雄也 ; 柏崎, 真理子 ; 日景, 弥生
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.97-103,  2009-10-30.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/3381
概要: 小学5年生110名、中学1年生197名、中学3年生189名、大学生143名の計639名を対象に、小学校家庭科教科書に記載されている調理用語について用語に関する知識47項目と技能の自己評価20項目を調査した。その結果、以下のことが明らかとなっ た。 用語に関する知識では、「知っている」割合はいずれの項目も小学5年生から中学3年生にかけて高くなり、その割合は大学生までほぼ同じだった。技能の自己評価では、用語に関する知識と同様に小学5年生から中学3年生にかけて、「できる」割合が増加し、中学3年生から大学生にかけてはほぼ同じ割合だった。これより、小・中学校家庭科学習の効果がみられた。 調理用語と被服製作用語の語群のうち類似している〔調理方法〕と〔縫製方法〕で比較した。「知っている」割合は、いずれの学年でもまた男女とも〔調理方法〕語群の方が〔縫製方法〕語群より高くなった。「できる」割合は、小学5年生、中学3年生、大学生では男女とも〔調理方法〕語群の方が高くなったが、中学1年生では男女とも〔縫製方法〕語群の方が高くなった。また、「できる」割合の最も高かった学年は、〔調理方法〕語群では中学3年生、〔縫製方法〕語群では中学1年生だった。これには、小・中学校における調理実習と被服製作実習の授業時数や学習内容が影響したと考える。 続きを見る
6.

論文

論文
日景, 弥生 ; 青木, 香保里 ; 志村, 結美
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.87-95,  2015-10-09.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/5775
概要: 中学校において家庭科を指導する教員は、臨時免許状教員が多い。そこで、本研究では臨免教員の指導は学習者にどのような影響を与えているのかを検討するために、保有教員と臨免教員に指導されている学習者を対象に学習効果や家庭科観などについて調査し、両校 の生徒の実態を明らかにすることを目的とした。その結果、保有教員指導校の生徒の知識や技術は、臨時免許状教員指導校の生徒よりも優位に高率だった。また、臨時免許状教員指導校の生徒は、家庭科は知識や技能を習得する教科であると捉えているが、保有教員指導校の生徒は課題解決や意思決定の力を身に付ける教科と捉えていることがわかった。この相違には、指導者の家庭科教員免許状の有無が関連すると推察される。生徒の学習を保障するためには、臨時免許状教員に対するサポート体制の整備等や教員免許制度そのものの改善が必要と考える。 続きを見る
7.

論文

論文
日景, 弥生 ; 青木, 香保里 ; 志村, 結美
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  116  pp.75-80,  2016-10-14.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/6231
概要:  健康な食生活の営みに不可欠な献立作成力を育成するために、小学生を対象とした授業実践と大学生を対象とし た調査から、その指導上の留意点を明らかにすることを目的とした。  その結果、小学生には献立作成のエビデンスとなる3つの食品グループの習得 が不可欠であること、そのためには児童が作成した献立に対する教師の評価とその提示が重要であることが明らかになった。大学生の調査からは、 献立の食事構成は小学生の学習後と大きな差は見られず、献立作成力は小学生と同程度と推察された。また、献立作成の要素である食品摂取量の学習が充分ではないことが窺え、この学習を扱う中学校及び高等学校の家庭科において、食品摂取量等を含む献立作成力向上のために学習の充実が示唆された。 品摂取量等を含む献立作成力向上のために学習の充実が示唆された。 続きを見る
8.

論文

論文
早川, 和江 ; 三浦, 咲織 ; 日景, 弥生 ; 加藤, 陽治
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  120  pp.99-103,  2018-10-12.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00006479
概要:  2017年度に弘前大学むつサテライトキャンパスが地域住民を対象に開催した「食育・健康講座」の受講者を対象に行ったアンケート調査結果を、2016年度の「食育・健康講座」の結果と比較した。その結果、受講者の属性、講座を知った手段、参加理由、講 座の意義については、2016年の講座と同様な結果となった。しかし、有意義だった理由の比率は異なり、2017年の講座では「新たな知識を得ることができた」の回答比率が最も大きかった。また、受講したことが青森県産食材の知識の定着につながったことや講座の継続を求める記述が多数あった。 続きを見る
9.

論文

論文
楠美, 香穂子 ; 木村, 紀子 ; 日景, 弥生
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  120  pp.105-109,  2018-10-12.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00006480
概要:  家庭科教育の学習内容の基礎資料を得るために、異なる調理用熱源を用いてホウレンソウを「ゆでる」場合に発生するCO₂排出量や食味などから、ゆで水量を決定することを目的とした。その結果、CO₂排出量は調理時間が短い方が少なく、また食味、特にえぐ 味はゆで水量が多い方が少なくなった。これらを総合的に判断し、ゆで水量はホウレンソウ重量の10倍が望ましいことが示唆された。 続きを見る
10.

論文

論文
三浦, 咲織 ; 坂本, 謙二 ; 早川, 和江 ; 日景, 弥生 ; 加藤, 陽治
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  121  pp.129-135,  2019-03-28.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00006670
概要:  2018年度に弘前大学むつサテライトキャンパスが地域住民を対象に開催した「食育・健康講座」受講者を対象にアンケート調査を行い、2016年度および2017年度に開催された「食育・健康講座」の結果も含め総括した。講座受講後は、地元の食材に対す る関心の高まりや、「講座で得た知識を家庭生活に役立てている」、「調理面で工夫している」といったように、学んだ知識を積極的に活用する姿勢がみられるなど、有意義な変容が確認され、講座受講の効果と推察された。 続きを見る