学生による授業評価から大学における教養教育授業のあり方を考える : 主として保健体育分野の授業について
- フォーマット:
- 論文
- 責任表示:
- 麓, 信義
- 言語:
- 日本語
- 出版情報:
- 弘前大学教育学部, 1997-10-31
- 著者名:
- 麓, 信義
- ISSN:
- 0439-1713
- 通号:
- 78
- 開始ページ:
- 73
- 終了ページ:
- 92
- バージョン:
- publisher
- 概要:
- 本研究は,本学の教養教育の改革がなされ共通教育と改称して始められた機会に,教育学部学生を対象に,主として保健体育に関連した講義や実技の授業の学生による評価を求めて,改革の意義や方向性を評価しようとしたものである。調査は,保健体育(健康・スポーツ科学と改称)および必修とされた外国語・情報処理の3分野の内容を中心に,内容の面白さや大学の授業としての意義を5段階評価で求めるとともに,教養教育全体のあり方についての意見を求めた。主な結果は以下の通りである。設問項目間の回答傾向の整合性 … から,結果はおおむね信頼できると推察された。ただし,学生の回答が授業のうわべの面白さや成績の良否に影響される面もあることが確認され,よい授業のためのフィードバック手段としてはかなりの有効性が確認されたが,教官の評価として用いるときは問題も残ることが示唆された。教師教育としての内容を設定した保健体育分野の講義科目は,教師教育としての意義はもとより,教養教育としても意義があると高く評価された。上記3分野とも,必修にする意義がないと答える者は全体の2, 3割であり,改革案を作るために行われた本学の教官についての調査結果と異なっていた。また,必修の賛否の意見には科目間の相関があり, 1科目の必修に賛成する学生は他の科目にも賛成する傾向があり,多くの学生が保健体育,外国語,情報処理の科目の必修化に反対ではないことがわかった。 続きを見る
- URL:
- http://hdl.handle.net/10129/465
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