1.
論文 |
工藤, 泰子
概要:
小学校では解剖を取り入れた観察を敬遠されがちであるが,1 9 9 8 年度の調査で,子どもたちは解剖に好意的であり,イカの解剖が子どもたちの解剖に対する印象を良い方に変えることに役立った。 2 0 0 0 年度の授業から,子どもたちは解剖に
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よる観察を望み,主体的に行う用意があり, 解剖を行う価値があると言える。 解剖は,子どもたちに多くの情報と疑問を与えるが, 動物のからだのつくりと食物のかかわりを学習するのにはおおむね良好だった。イカを素材に解剖すると,子どもたちはからだのつくりと食物とのかかわりをうまく結びつけることができるようであった。
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2.
論文 |
工藤, 泰子
概要:
イカは多くの背景をもち,青森県内では新鮮なものを安価に手に入れることができる。イカを教材として活用するために,肉眼で観察したときに得られる情報量と学習への用い方を検討した。その結果,スルメイカは,積極的に捕食活動を行ったり,外敵から身を守る
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活動を行っていることを示唆するイカ類特有の体のつくりを肉眼によって容易に知ることができた。また,神経などの細かい部分も観察することができ,学習者へ多くの情報を体験的に楽しくもたらすことがわかった。また,スルメイカの肉眼で観察できる体のつくりは小・中学校の理科生物分野の「動物の体のつくりと働き」にかかわる内容の大部分に関連し,1回のスルメイカの解剖によって,多くの内容を学習できると考える。
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