1.

論文

論文
新谷, ますみ ; 小林, 央美
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  116  pp.25-29,  2016-10-14.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/6243
概要:  養護の対象である子どもの「ヘルス・ニーズ」の概念と特性を明らかにすることを目的として、養護学および近接領域学問である看護学の文献において、研究者らが述べている「ヘルス・ニーズ」に関する概念を整理し、考察した。その結果、養護学において、子ど ものヘルス・ニーズとは、養護教諭等専門家が分析した解決すべき子どもの健康問題という捉え方と、子どもの健康に関する要求、願いという捉え方の2つがあった。養護教諭が判断したものも「子どものニーズ」として扱う考えと、あくまでも養護教諭と子どもを別個の主体として捉え、それぞれのニーズとして扱う考えがあった。 続きを見る
2.

論文

論文
新谷, ますみ ; 山本, 智美 ; 齊藤, 奈保子 ; 江良, 恵美子 ; 新谷, 賢子 ; 石黒, 彩佳 ; 下山, 絵里子
出版情報: クロスロード : 弘前大学教育学部研究紀要.  26  pp.23-32,  2022-03-24.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00007812
概要: 全国の一斉臨時休業措置がとられた令和 2 年,各学校においては新型コロナウイルス感染症対策を取りながら歯科健診等が実施された。令和 2 年度に青森県五所川原市養護教員会の小・中学校17校(在籍児童生徒数約3,200名)の養護教諭18名が行っ た歯科保健教育の実践や課題解決の取組等を分析した。現在,養護教諭らが捉えている歯科保健の課題は,①う歯の治療率が低い②保護者と連携③保健教育の実施体制づくり④ 新型コロナウイルス感染症流行による指導制限であった。課題解決のために自治体保健師と連携し,参観日での保護者への働きかけを行っていた。地域の養護教諭組織で課題や取組を共有し合い,コロナ禍においても児童生徒の歯科保健教育を継続し続けることが重要と捉えていた。 続きを見る
3.

論文

論文
新谷, ますみ ; 遠藤, 佐久子 ; 山平, 詩穂 ; 工藤, 純子
出版情報: クロスロード : 弘前大学教育学部研究紀要.  27  pp.53-62,  2023-03-24.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00008142
概要: 児童生徒の保健管理上の視点から,学校の救急処置等における医薬品の管理と使用の実態及び養護教諭が困難を感じている事や課題と捉えていることを明らかにし,学校救急処置における適切な医薬品管理・使用の在り方を考察し,学校救急処置体制を改善するための 示唆を得ることを目的として,A県内の養護教諭・養護助教諭を対象に調査した。その結果,慢性疾患の児童生徒が処方されている定期的使用や緊急時使用する医療用医薬品,急性疾患の児童生徒が処方されている短期間に使用する医療用医薬品,主に軽微な傷病の救急処置に使用される可能性のある一般用医薬品(市販薬)の管理・使用について,特に「法的な整備」,「学校体制づくり」,「教職員・保護者・学校保健関係専門職らとの連携と共通理解」等の課題があることが明らかになった。アレルギー疾患をもつなど健康に配慮を要する児童生徒が健康で安全な学校生活を送ることができるよう,保健管理面から医薬品の管理と使用が適正かどうかという視点で,現在の救急処置体制を見直し,向上させることが求められる。 続きを見る