1.
論文 |
吉中, 淳 ; 工藤, 七央
概要:
これまでの不登校・登校拒否研究を振り返り、1990年代初期に社会学の影響により大きなパラダイム転換が起こったこととそれが心理学に与えた影響を確認しつつ、現時点で未解決の問題を特定し、心理学は再登校支援のためにどのような貢献が可能かについて考
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察する。
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2.
論文 |
田村, 芳子 ; 斉藤, まなぶ ; 渡辺, 春子 ; 武田, 哲 ; 栗林, 理人
概要:
不登校児への早期介入や予後予測因子に向けた具体的指標は明らかにされていない.本研究では,神経症性不登校群(42例)の性格特徴を客観的に抽出すべく,Yatabe-Guilford性格検査(7-G test)を用い,対照群(844例)との比較検
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討を行った.また,不登校群の初診よりl年後の適応状況を評価し,再登校を含む社会適応の改善に関わる要因を検討した.不登校群ではY-GtestのEおよびC系統値が有意に高値であり,内向性および受動的な対人関係を特徴とした.一方,不登校群のその後の適応に好影響を及ぼす因子として,初診時点での良好な友人関係が挙げられた.本結果より,内向性および対人不適応に起因した不登校には,1)保護的家庭環境での自信回復,2)友人関係による支持,3)家庭外適応への再挑戦,の再適応課程が示唆される.Y-Gtestは学校精神保健の面からも学校内不適応の予防や早期介入する上で有用と考えられた.
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3.
論文 |
山口, 由美 ; 川村, 肇 ; 佐藤, 忠全 ; 中村, 修
概要:
学校に行けない,または,行かない状態の小・中学生が,全国では約129200 人,青森県内では,およそ1500 人いた。2007 年度の数字である。病気や経済的理由以外で年間30日以上欠席したいわゆる「不登校」の子ども達の数である(平成20
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年8 月)。本校においても,特別支援学校として地域支援活動を推進している。ここ数年,不登校を主訴とする教育相談の来談件数が増えつつある。その中には発達障害の傾向が疑われ,学習面や行動面での困難さを抱えている児童生徒が多くみられてきている。そこで本研究では,発達障害を抱え,いじめが原因で不登校となったAの約10 ヶ月間教育相談活動を行った結果について報告する。
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4.
論文 |
山口, 由美
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5.
論文 |
佐藤, 昭雄
概要:
適応指導教室における不登校児童生徒との関わり体験が教師に及ぼす機能を,PAC分析を用いて分析した結果,①不登校児童生徒観を修正する機能,②教師の教育観や指導観,関わり方を問い直す機能,③教師の自己変容を促す機能があることが明らかとなった。ま
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た,教師特有の態度構造としては,①初期の戸惑いを,試行錯誤ではなく先輩からのアドバイス等によって仮の受容・共感的態度を身につけていくという,自己の内面構造に直面化しないという傾向や,②教師としての視点や価値観は保持し続けるという傾向も明らかとなった。
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