教科「技術・家庭」における伝統技術の教材化に関する研究 : 第2報 津軽塗技法を導入した木材加工用下地充填材の開発
- フォーマット:
- 論文
- 責任表示:
- 佐藤, 武司 ; 肥田野, 豊 ; 志村, 元 ; 照井, 透
- 言語:
- 日本語
- 出版情報:
- 弘前大学教育学部, 1998-03-31
- 著者名:
- 掲載情報:
- 弘前大学教育学部紀要
- ISSN:
- 0439-1713
- 通号:
- 79
- 開始ページ:
- 69
- 終了ページ:
- 72
- バージョン:
- publisher
- 概要:
- 木材加工学習においては,製作品の接合部に隙間が生じる,打ち損じによる釘穴が目立つ,表面に傷を付けるなど,生徒に失敗感を与える事態がしばしば生じる。これを救済するために津軽塗技法で用いられてきた「刻苧」を参考に使用の容易な充填材の開発を行ない,更にその充填及び研磨調整の方法について検討した。その結果,木粉,米糊,砥の粉を1:8:8の比で混合した場合に「ヒビ」や「やせ」の発生が少なく,充填材として優れたものとなることが明らかになった。これを刷毛やへらで製作品の傷等に塗込み,乾燥固 … 化後に#120,#240,#320の紙やすりで順次研磨することにより平滑面が得られ,良好な塗装下地が得られた。この充填材は天然素材によるものであり,環境負荷の少ない技術という点でも有意義と考えられる。 続きを見る
- URL:
- http://hdl.handle.net/10129/654
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