教員養成カリキュラム改革は卒業時の学生に何をもたらしたか : 自我同一性地位を中心に
- フォーマット:
- 論文
- 責任表示:
- 福島, 裕敏 ; 豊嶋, 秋彦 ; 吉崎, 聡子 ; 平岡, 恭一 ; 吉中, 淳
- 言語:
- 日本語
- 出版情報:
- 弘前大学教育学部, 2013-03-27
- 著者名:
- 掲載情報:
- 弘前大学教育学部紀要
- ISSN:
- 0439-1713
- 通号:
- 109
- 開始ページ:
- 73
- 終了ページ:
- 81
- バージョン:
- publisher
- 概要:
- 弘前大学教育学部では2004年度入学者より教員養成カリキュラムの改革を実施した。改革の理念は、≪児童生徒に働きかけ、その反応を読み取り、働きかけ返す力≫をもった全人的に児童生徒に関わり、かつ臨床との往還の中で自らの知識・スキルを検証―開発していく≪自律的発展力≫をもつ教育プロフェッショナルとして卒業生を送り出すことであり、教育実習関連科目を格段に強化した。教員養成カリキュラム改革は、4年間の教育・カリキュラムへの満足感の増大を伴いながら、学生たちの自我同一性の達成化や、卒業後 … の自らの生き方あり方を定め注力する構えの強まりという点でポジティブな変化をもたらすものであった。また、新カリキュラム生においては、生き方あり方と学問・教養への関心を育むことが自我同一性地位を「非拡散的」なものへと向かわせ、教職志望と教科等の専門的知識重視の構えを強めていくことが「達成的」な地位へと向かわせていく要因となっていることが示唆された。 続きを見る
- URL:
- http://hdl.handle.net/10129/5083
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