裁判員教育の試行

フォーマット:

論文

責任表示:

飯, 考行 ; 平野, 潔 ; 宮﨑, 秀一

言語:

日本語

出版情報:

弘前大学21世紀教育センター, 2012-03-31

著者名:

• 飯, 考行
• 平野, 潔
• 宮﨑, 秀一

掲載情報:

21世紀教育フォーラム

巻:

7

開始ページ:

51

終了ページ:

67

バージョン:

publisher

概要:

裁判員教育（裁判員の資質を涵養する教育）を試行した弘前大学21世紀教育後期科目「市民生活と地域社会（Ⅰ）」講義について、その開講経緯と各回の概要を紹介し、主な受講生の意見と感想をスリップとアンケート調査から分析し、裁判員教育のあり方を再考する。検討を通じて、裁判員教育の目的とする、裁判員裁判に対する実態に即した意見形成、裁判関連分野の学習と、学士力の向上は、同科目をもっておおむね達成できたものと評価される。他方、コミュニケーション・スキル、チームワーク、人間性、社会性の向上な … どの点は、改善の余地があることが示唆される。裁判員教育のあり方については、学外の裁判員制度に関する教育実践との比較と、関連する議論にかんがみて、模擬裁判シナリオ作成および上演の準備、裁判員制度の意義と問題点の情報提供ならびに課題喚起のほか、時間数の少なさや、教育運営体制の点などが、課題として残されていることを論じる。 続きを見る

URL:

http://hdl.handle.net/10129/4775