「2006年問題」に関する一考察
- フォーマット:
- 論文
- 責任表示:
- 長南, 幸安
- 言語:
- 日本語
- 出版情報:
- 弘前大学21世紀教育センター, 2006-03-31
- 著者名:
- 長南, 幸安
- 掲載情報:
- 21世紀教育フォーラム
- 巻:
- 1
- 開始ページ:
- 35
- 終了ページ:
- 39
- バージョン:
- publisher
- 概要:
- 平成18年4月に新学習指導要領で学んだ高校生が大学へ入学してくる。このことは「2006年問題」と呼ばれている。この問題を、現行で実施されている学習指導要領が改訂に至った目的の理想と現実を対比させることで、いわゆる「ゆとり教育」の問題点を明らかにし、「理科教育」という視点から考察を加えた。理科教育においては、週五日制度や総合的な学習の時間の導入による授業時間数の削減に伴い、学習内容の削減と先送りが大きな問題である。この結果、国際調査などから当初の目的は達成されておらず、むしろ学 … 力低下を引き起こしており、この学力低下は単に知識量の低下ではなく、表現力の低下、思考の放棄、学習意欲の喪失といった要因になっている。このような学生の入学に対し、教養教育を含めた大学教育の改革は早急に行われる必要がある。 続きを見る
- URL:
- http://hdl.handle.net/10129/4678
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