Benign epilepsy of children with centro-temporal EEG foci(BECCT)の臨床経過とRolandic dischargeの経時的変化
- フォーマット:
- 論文
- 責任表示:
- 久保田, 修司 ; 斎藤, 文男 ; 福島, 裕 ; 佐藤, 時治郎
- 言語:
- 日本語
- 出版情報:
- 弘前大学医学部, 1984-12
- 著者名:
- 掲載情報:
- 弘前医学
- ISSN:
- 0439-1721
- 巻:
- 36
- 通号:
- 4
- 開始ページ:
- 557
- 終了ページ:
- 563
- バージョン:
- publisher
- 概要:
- Rolandic discharge(R.D.)の経過に伴う変化と,その変化に影響を与える因子を検討するため,R.D.の振幅,側性の変化を追跡した.25例のBECCT を対象としたが,その経過観察期間は4年から20午,平均10年であった.R.D.の振幅は年齢に依存することが確認された.すなわち,覚醒時R.D.の振幅は9歳台に最も大きいが,その後減少して13歳台に至ると,R.D.は認められない.一方,睡眠時のR,D.の振幅の減少の仕方は覚醒時に比べて遅く,12歳以後明らかな減少 … がみられ,17歳台になると,R.D.は認められなかった.しかしながら,発病年齢が若い群の中にも治療開始後,短期間にR.D.の振幅が減少・あるいはR.D.が消失する例も見られることから,R.D.の経過に抗てんかん薬による治療が影響している可能性も否定できないものと考えられた.R.D.出現の側性に影響を与える塩床的因子は見出せなかった. 続きを見る
- URL:
- http://hdl.handle.net/10129/1713
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