血清抗てんかん剤の日内変動 : その測定の臨床上の意義
- フォーマット:
- 論文
- 責任表示:
- 本間, 博彰
- 言語:
- 日本語
- 出版情報:
- 弘前大学医学部, 1983-09
- 著者名:
- 本間, 博彰
- 掲載情報:
- 弘前医学
- ISSN:
- 0439-1721
- 巻:
- 35
- 通号:
- 3
- 開始ページ:
- 465
- 終了ページ:
- 471
- バージョン:
- publisher
- 概要:
- 入院治療中のてんかん患者19名を対象に,血清抗てんかん剤濃度の日内変動を調べた.血清抗てんかん剤(Phenytoin(PHT),Carbamazepine(CBZ),Phenobarbital(PB))の日内変動のパターンと最低及び最高血清濃度(Cmin,Cmax)を生じる時間と日内変動の大きさを検討した.ついで診療時間における外来患者の血清濃度を入院患者の血清濃度の日内変動と比較検討した. 血清濃度の測定には酵素免疫法を用いた.① 日内変動のパターンはPHT,PBでは変動の … 小さな平坦なパターンを示す.一方CBZでは変動が大きく,個々の症例で異なったパターンを示す.②PHT,CBZでは血清濃度は早朝第1回目服薬前にCminを示し,6時間から8時間後にCmaxを示す.PBではCmin,Cmaxの出現時間はかなり変動する.③外来患者では,診療時間における血清濃度はCmin,Cmaxの間にあり,PHT の場合は変動が小さいためにCminに近い値を示す. 続きを見る
- URL:
- http://hdl.handle.net/10129/1702
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