時間と出来事 : 感覚と知覚のシンクロナイズ

フォーマット:

論文

責任表示:

矢島, 忠夫

言語:

日本語

出版情報:

弘前大学教育学部, 1998-03-31

著者名:

矢島, 忠夫  

掲載情報:

弘前大学教育学部紀要

ISSN:

0439-1713      

通号:

79

開始ページ:

23

終了ページ:

33

概要:

｢時間｣について語られると,かならず,｢主観的な時間｣と｢客観的な時間｣,｢生きられる時間｣と｢思考される時間｣,｢精神の時間｣と｢物質の時間｣,｢感じられる時間｣と｢科学の時間｣等々の区別と差異が語られる｡しかし,どうあっても,そのどちらかを｢根源的な時間｣,｢ほんものの時間｣とよび,どちらかを｢派生的な時間｣,｢にせものの時間｣とよばなければならないのだろうか｡｢時間｣とは,｢出来事の流れ｣である｡そして,｢出来事｣は,事が成ること,｢異なること｣である｡｢それ自身で異な … る｣とは,｢それ自身で変動する｣こと,｢それ自身に触発される｣ことである｡｢身体はそれ自身を外部から知覚する, と同時に,内部から感覚している｡｣本稿は,身体のこの｢自己触発｣に導かれ,二つの時間が｢シンクロナイズする｣可能性を探求する。 続きを見る

URL:

http://hdl.handle.net/10129/348