「泥の河」論 : 小栗康平の世界へ
- フォーマット:
- 論文
- 責任表示:
- 山本, 欣司
- 言語:
- 日本語
- 出版情報:
- 弘前大学教育学部, 2009-03-30
- 著者名:
- 山本, 欣司
- 掲載情報:
- 弘前大学教育学部紀要
- ISSN:
- 0439-1713
- 通号:
- 101
- 開始ページ:
- 1
- 終了ページ:
- 9
- バージョン:
- publisher
- 概要:
- 宮本輝「泥の河」はこれまで、板倉信雄と松本喜一の出会いから別れまでを描いたものであり、信雄が身近に経験し、父親から聞かされもした死の問題や、「舟の家」の人々との交わりの中で目覚めた信雄の性と成長の問題がテーマの主軸をなすと捉えられてきた。しかし拙稿では、小説の構造を丹念にふまえ、そのような解釈の問題点を指摘するとともに、自分なりの把握を示した。さらに拙稿では、小栗康平監督による映画「泥の河」が、どのようにして貧しさを背景とする子ども達の短い交流を主題化したかを論じた。
- URL:
- http://hdl.handle.net/10129/1809
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