1.
論文 |
田中, 敦士 ; 新本, 弘美 ; 田仲, 未来 ; 金城, 実菜美 ; 森, 浩平 ; 奥住, 秀之 ; 増田, 貴人
概要:
知的障害のある児童生徒の手先の不器用さについては古くから注目されており、近年は、発達障害のある児童生徒において´ 全都道府県・政令指令都市の教育センターがWeb 上に公開しているすべての特別支援学校・特別支援学級の指導案を対象とし、DSM
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-5の「発達性協調運動症/発達性協調運動障害〈DCD)」の診断基準からDCDの可能性があると考えられる児童生徒に対する指導案をすべて抽出し、その指導上の共通点から不器用を示す児童生徒に対する指導の原則として8点を導き出した。
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2.
論文 |
木村, 譲
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3.
論文 |
佐藤, 忠全
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4.
論文 |
天海, 丈久 ; 髙橋, 寿 ; 岡田, 一也 ; 飯野, 茂八 ; 相馬, 力 ; 工藤, 浩 ; 石岡, 徳人 ; 加福, 千佳子 ; 下山, 永子 ; 平川, 夕美子
概要:
A県内特別支援学校における知的障害者及び知的障害を併せ有する重複障害者の教育課程編成及び各教科等の目標や内容を踏まえた個別の指導計画作成の現状を把握し,教育課程及び個別の指導計画の実施の問題点と課題を明らかにすることを目的にアンケート調査
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を実施した。その結果,教育課程編成上の課題としては,知的障害者及び重複障害者の教育課程編成について教員の理解を深めること,新学習指導要領の各教科等の目標と評価及び指導の形態について教員の理解を深めることが必要と考えられた。また個別の指導計画作成上の課題としては,教員一人一人が各教科等の目標及び内容を理解すること,障害の重い重複障害者についても各教科等の指導の可能性を検討する必要性を理解すること等が必要と考えられた。今後各学校においては,教員一人一人が教育課程編成の主体者としての自覚をもち,適切な教育課程へと改善するためのシステムを構築する必要がある。
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5.
論文 |
時本, 英知 ; 増田, 貴人
概要:
本稿では知的障害者スポーツの指導者の専門性とその課題を明らかにすることを目的とした。そのために(公財)日本障害者スポーツ協会により展開されている「障害者スポーツ指導者制度」の指導教本を中心に「障害者スポーツの歴史的な経緯」「知的障害者スポ
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ーツがどのような流れを経て発展したのか」「障害者スポーツの指導者養成において知的障害がどのように扱われてきたのか」についての整理を試みた。 結果として、指導者養成における知的障害者スポーツに関する教育内容は「指導者の資質やスポーツの意義」「障害の特性とスポーツの効用」「指導上の留意点と工夫」「全国障害者スポーツ大会における実施競技と指導方法」を中心に整理され、障害者スポーツ指導者の養成講習が展開されていることが明らかとなった。「指導者の資質やスポーツの意義」については障害者スポーツ一般として、身体障害者スポーツにおいても共通して学ぶ内容である。これはスポーツ基本法の基本理念とも合致している。そして、「指導上の留意点と工夫」「全国障害者スポーツ大会における実施競技と指導方法」については新たな指導教本が発刊されるなかで、その内容が見直されてきた部分でもある。つまり、知的障害者スポーツの指導者特有の専門性がそれらに含まれていると考えられる。その一方で、2016(平成28)年までの指導教本に記載されている一部競技の指導方法において、知的障害者に対するスポーツの指導は健常者と同じ練習や指導方法で良いという内容の記載も見られた。このことから知的障害者スポーツにおいて具体的な指導上の留意点や指導方法が未だ明確ではなく、その指導者特有の専門性は曖昧であるという状況が明らかとなった。
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6.
論文 |
天海, 丈久 ; 髙橋, 寿 ; 奈良岡, 孝信 ; 加賀谷, 紀 ; 岡田, 一也 ; 相馬, 力 ; 船水, 直樹 ; 飯野, 茂八 ; 石岡, 徳人 ; 工藤, 浩 ; 加福, 千佳子 ; 下山, 永子 ; 平川, 夕美子
概要:
特別支援学校において知的障害及び知的障害を併せ有する重複障害教育を中心に,教育課程編成及び個別の指導計画作成に係る教員の理解を深めるための教員研修を実施し,その効果及び今後の学校現場における教員研修の在り方を検討した。教員研修は特別支援学校
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7校で実施し,受講者に教育課程編成等に係る5項目について研修前後の理解度を7件法で尋ねる質問紙調査を実施した。調査に同意を得た148人の回答についてサイン検定を行った結果,教職経験年数にかかわらず,全質問項目の受講後の理解度が有意に高い回答へ変化が認められ,本教員研修の内容は教員の教育課程編成及び個別の指導計画作成に係る理解を高めるために有用であることが確認された。今後各学校においては,教務主任が講師となり,例えば年度始めの新任者研修等の場で,本研究で実施した内容に係る教員研修を恒常的に行っていくことが望ましいと考えられた。
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7.
論文 |
天海, 丈久 ; 保村, 崇有 ; 工藤, 知哉 ; 根深, 諒太 ; 加福, 千佳子 ; 池田, 香織 ; 秋元, 宏介
概要:
平成29(2017)年に告示された知的障害者である生徒に対する教育を行う特別支援学校中学部保健体育科に武道が新設され,知的障害教育においても武道の指導が実施されることとなった。しかし特別支援学校の知的障害教育においては武道の指導の蓄積がほと
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んどなく,また運動種目の決定に当たっては,生徒の障害の状況や発達の段階を十分考慮し,検討を行う必要がある。そこで知的障害者である生徒に対する教育を行う特別支援学校中学部保健体育科の武道の指導における少林寺拳法1・2段階の評価規準及び指導プログラムを,授業研究を通して開発することを目的に,本研究を3年計画で実施した。本論は初年次の結果を報告するものであり,少林寺拳法1・2段階の評価規準及び中学部第1学年の少林寺拳法指導プログラムと,関連して聴覚障害者及び知的障害者にとって有用と考えられる支援方法を提案した。
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8.
論文 |
中嶋, 実樹 ; 對馬, 大成 ; 増田, 貴人
概要:
2008年の中学校学習指導要領改訂で保健体育科では武道が必修となり,特別支援学校でもその実施が求められるようになった。だが,特別支援教育実践として武道の実施に関する報告は非常に少なく,特別支援学校の生徒たちのなかには障害特性からその実施が難
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しい例も散見される。さらにコロナ禍による活動制限によってスポーツ体験そのものが困難な状況にある。そのようななかで,VRゴーグルによる仮想現実空間を活用し,剣道の基本技能の習得と試合体験を試み,その可能性と課題を検討した。実際に接触することなく仮想現実空間を利用した実践であっても,相手に向き合う礼法や残心,間合い等において,一定の成果が得られたと考えられた。
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