1.

論文

論文
廣瀬, 孝 ; 八島, 光勇 ; 山科, 則之
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  127  pp.113-117,  2022-03-29.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00007838
概要: 本稿では,JIS 内容を比較項目とし,未検討であるりんご剪定枝およびさくら剪定枝パルプを抄紙機にて作製した紙の物性を比較し,両パルプの一般的な紙等への利用の可能性を評価した。その結果,繊維長は,りんご剪定枝パルプが 0 . 80 mm であ ったのに対して,さくら剪定枝は 0 . 58 mm であった。坪量は,りんご剪定枝紙が 196 . 9 g/m 2 であったのに対して,さくら剪定枝紙は 79 . 6 g/m 2 であった。また,引張強さはりんご剪定枝紙が7. 4 kN/m であったが,さくら剪定枝が 3 . 2 kN/m との値を示すことが分かった。更に,色差において,L 値およびb値はりんご剪定枝,a 値はさくら剪定枝の方が高いことが分かった。 続きを見る
2.

論文

論文
廣瀬, 孝 ; 八島, 光勇 ; 山科, 則之
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  127  pp.123-127,  2022-03-29.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00007840
概要: 本稿では,1)りんご剪定枝パルプおよび楮パルプを異なる率で混合し,手すきで作製した紙の物性,2)りんご剪定枝パルプを手すきおよび抄紙機を用いて作製した紙の物性を比較し,りんご剪定枝パルプの一般的な紙等への利用の可能性を評価した。その結果,繊 維長は広葉樹であるポプラのパルプと同等であることが分かった。密度は手すきが 0 . 25~0. 31 g/cm 3 の範囲にあったのに対して,抄紙機を用いて作製した紙は,手すきと比較して 2 . 1倍大きかった。引張強さは楮パルプの混合率0%の紙と他との間に差があったが,その他の間では差がなかった。また抄紙機を用いて作製した紙は,手すきと比較して 13 . 8 倍大きかった。 続きを見る
3.

論文

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廣瀬, 孝 ; 八島, 光勇 ; 東, 眞央 ; 山科, 則之
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  127  pp.133-136,  2022-03-29.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00007842
概要: 弘前公園にて収集したさくら剪定枝を原料として抄紙後,その物性を評価した。具体的には,始めにチップを作製し,それをアルカリ蒸解によってパルプ化した。次に,得られたパルプと和紙の原料である楮の混合率を変えながら複合し,手すきにて抄紙後,パルプの 繊維長や抄紙した紙の物性を調べた。その結果,パルプの平均繊維長は0 . 58 mm であった。また,坪量および引張強さは,楮の混合率が高くなるに従って小さくなる傾向を示した。 続きを見る
4.

論文

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八島, 光勇 ; 東, 眞央 ; 廣瀬, 孝 ; 山科, 則之
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  128  pp.51-54,  2022-10-31.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00008053
概要: 本稿では,りんご剪定枝パルプおよび針葉樹パルプを混合し,抄紙機を用いて作製した紙及び市販されている紙の物性を比較することで,りんご剪定枝パルプの一般的な紙等への利用可能性を評価した。その結果,りんご剪定枝パルプの平均繊維長は0.40mm で あり,他の広葉樹パルプよりも短いことが分かった。また,作製した紙には異方性があり,比引張強さは紙の長手方向に比べ,短手方向に2.8倍大きいことも分かった。 続きを見る
5.

論文

論文
八島, 光勇 ; 廣瀬, 孝 ; 東, 眞央 ; 山科, 則之
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  129  pp.71-74,  2023-03-23.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00008183
概要: 本稿では,和紙の原料である楮とりんご剪定枝から得たパルプおよび針葉樹パルプを異なる混合率で混合し,手漉きにて紙を作製,その物性評価を行った。具体的には,りんご剪定枝パルプと針葉樹パルプの平均繊維長の測定やそれらを異なる比率で作製した紙の坪量 や引張強さの物性を比較した。その結果,りんご剪定枝パルプの平均繊維長は0.52㎜であったのに対して,針葉樹パルプは2.45㎜であった。また,りんご剪定枝パルプの混合率が高くなるに従って,引張強さはゆるやかに減少することが分かった。また,比引張強さは減少することがわかった。 続きを見る
6.

論文

論文
東, 眞央 ; 八島, 光勇 ; 廣瀬, 孝 ; 山科, 則之 ; 張, 樹槐
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  129  pp.79-83,  2023-03-23.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00008185
概要: ニセアカシア間伐材を原料としてチップを作製し,クラフト蒸解によってパルプ化を行い,未晒と漂白の2種の紙を作製した。その後,得られたパルプ及び紙の物性を調べた。その結果,未晒パルプの平均繊維長は0.50㎜,漂白パルプは0.48㎜であった。抄紙 した紙は,漂白パルプ紙が未晒パルプ紙と比較して1.36倍の引張強さであることが分かった。色差を比較すると,L* 値の平均は未晒パルプ紙が71.2,漂白パルプ紙が96.8という値を示した。 続きを見る
7.

論文

論文
廣瀬, 孝 ; 八島, 光勇 ; 東, 眞央 ; 山科, 則之 ; 張, 樹槐
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  129  pp.85-89,  2023-03-23.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00008186
概要: 本稿では,りんご剪定枝から作製したパルプと針葉樹パルプを異なる比率で混合し,その物性評価を目的として検討を行った。具体的には,りんご剪定枝パルプおよび針葉樹パルプの平均繊維長の測定やそれらを異なる比率で作製した紙の引張強さや色差等の物性を比 較した。その結果,りんご剪定枝パルプの平均繊維長は0.52㎜であったのに対して,針葉樹パルプは2.45㎜であった。また,りんご剪定枝パルプの混合率が25%の時,0 %の引張強さの10%減に留まった。一方,混合率が高くなるに従ってL* 値は低く,a* 値,b* 値は高くなることが分かった。 続きを見る