1.

論文

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佐藤, 剛
出版情報: 弘前大学教養教育開発実践ジャーナル.  4  pp.105-116,  2020-03-31.  弘前大学 教育推進機構 教養教育開発実践センター
URL: http://hdl.handle.net/10129/00007121
概要: これまで、ライティングの指導において効果的なフィードバックの在り方は、大きな関心事のひとつであり、様々な研究がなされてきた(Gould, 2018; Myskow, 2011; 青山, 2018; 園田, 2019)。どのようなフィードバッ クを与えるかは、対象となる学習者の熟達度やメタ認知の発達の具合など、その実態によるというのが多くの研究に一致して見られる見解である(Amamo, 2018; Gould, 2018)。では、本学の教養教育英語を受講している学生に対しては、どのようなフィードバックを与えることが効果的かという疑問については、これまであまり議論されていないに思われる。そこで本稿では本学教養教育英語ライティング初級の授業において、教員が英文の添削する様子を動画で撮影し、クラウド上で学生と共有するICTを活用したフィードバックの与え方を提案・報告する。14回の授業で実施した4 回の英作文の変容の様子を計量的な指標を用いて分析した結果、英文の量および語彙の豊かさの点で有意な向上が観察された。 続きを見る
2.

論文

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佐藤, 剛
出版情報: 弘前大学教養教育開発実践ジャーナル.  5  pp.77-89,  2021-03-31. 
URL: http://hdl.handle.net/10129/00007491
概要:  本実践は,コロナの影響により遠隔で授業を実施することになった本学教養教育リスニング(初級)の授業において,リスニング能力の向上に効果があるとされているシャドーイングの実践方法の一案を提案するものである。シャドーイングを授業内の活動と授業外 の課題として継続的に行うことで学生のリスニング能力の向上を図った。具体的には授業内で全体での練習とペアのシャドーイング練習を行い,授業外の課題として各自でシャドーイングの練習をさせ,最後にその成果としてシャドーイングを録音したものをTeams上にアップロードする形で提出させた。また,シャドーイングを段階的に指導するために,パワーポイントのアニメーション機能を活用し,文字と音声が連動して表示される教材を作成し,それを授業内で活用するだけでなくTeams上で共有することで,学生が授業外でも自主的にシャドーイングの練習を行う環境づくりに努めた。効果検証として実施したプレリスニングテストとポストリスニングテストの得点を比較した結果,統計的に有意な得点の伸長がみられ,本実践は学生のリスニング能力の向上につながることが実証された。 続きを見る
3.

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櫛引, 素夫
出版情報: 弘前大学大学院地域社会研究科年報.  18  pp.87-105,  2022-03-24.  弘前大学大学院地域社会研究科
URL: http://hdl.handle.net/10129/00007765
概要:  世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」と北海道新幹線に焦点を当て、両者を「観光の組織化」の一つの形ととらえて、地域に及んだ変化を検討した。その結果、縄文遺跡群の世界文化遺産登録運動が新幹線開業に影響を受けつつ、それぞれに地 域に変化をもたらしている様子が確認できた。特に、遺跡群の中心的存在である三内丸山遺跡を起点に、各地の遺跡における住民のボランティアガイドの組織化などが進展している。各遺跡の整備は、所在する自治体の総合計画の重点項目と位置付けられ、地域デザインと地域構造の変容の要となっている。外ヶ浜町で特筆すべき活動が進んでおり、三内丸山遺跡は隣接する青森県立美術館との協働がどう進展するかが注目される。縄文遺跡群は広範囲に散在し、遺跡本体は地中にあることから、ICTを活用し、さらには北海道新幹線による広域的な連携の枠組みで、「学ぶ観光」をどう展開していくかが今後の焦点となろう。 続きを見る
4.

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Kuwahata, Hiroyuki
出版情報: 人文社会科学論叢.  2  pp.133-142,  2017-02-28.  弘前大学人文社会科学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/6004
概要: This paper examines the effect of information and communication technology (ICT) on thenumber of employees who directly reports to the CEO (CEO’s span of control). We exploit an originaldataset of Japanese firms from 2008 to 2010 to ascertain the relationship between the CEO’s span ofcontrol and investment in ICT. We find that the ratio of software over total assets is positivelyassociated with the CEO’s span of control. This result is consistent with the theoretical prediction byGaricano (2000). In addition, R&D intensity is negatively associated with the CEO’s span of control 続きを見る
5.

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本間, 史祥 ; 珍田, 洋子 ; 小林, 央美
出版情報: クロスロード : 弘前大学教育学部研究紀要.  27  pp.63-72,  2023-03-24.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00008143
6.

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佐藤, 剛
出版情報: 弘前大学教養教育開発実践ジャーナル.  1  pp.119-130,  2017-03-31.  弘前大学 教育推進機構 教養教育開発実践センター
URL: http://hdl.handle.net/10129/6117
概要: 本稿は、弘前大学教養教育英語必修科目Speaking中級(週一回、90分授業)において、学習者自身によるスピーチの書き起こしと校正を通してパフォーマンスの正確さ(accuracy)の向上をねらったものである。スピーチの流れを遮らず、話そうと する意欲を減退させないため、パフォーマンスの最中、また直後の明示的な修正は行わず、スピーチの様子をウェブカメラで撮影、USBメモリーに保存し、その書き起こしと校正を授業後の課題とすることで、英語の間違いに対するモニタリングスキルの向上を図った。3 回の実践の結果、書き起こしと自己校正の活動は、スピーチそのものの間違いの減少につながった。また、教師のフィードバックによって、学生の意識が文法的な間違いだけでなく、スピーチの構成や表現の明瞭さなどより広い観点で英語をチェックし校正する意識の芽生えにつなげることが可能であることが明らかになった。 続きを見る