1.

論文

論文
田上, 恭子
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.193-199,  2003-10-31.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/367
2.

論文

論文
田上, 恭子
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.121-127,  2010-10-20.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/4189
概要: 本研究の目的は,自伝的な語りと自伝的記憶のエピソードの想起の2つを取り上げ,非臨床的な青年を対象とした面接場面で,どのように人生が再構成され語られるのか,どういったエピソードがそこで語られるのか,個々のエピソードを想起させた場合どういったエ ピソードが想起されるのか,人生の語りでみられたエピソードと個々に想起したエピソードに違いはみられるのかを,抑うつ傾向の有無の比較を加えながら特徴を捉えることであった。大学院生7名を対象に,人生を1本の線で表してもらい,自由に人生を語ってもらった後,それとは別に幾つかのエピソードを想起してもらった。結果,今回対象とした非臨床群では全般的に望ましい人生の再構成及び語りとなり,抑うつ傾向の有無で大きな違いはみられないものの,個々にエピソードを想起させた場合には,抑うつ傾向者はネガティブなエピソードを想起しやすいという抑うつの影響が示唆された。 続きを見る
3.

論文

論文
田上, 恭子
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.117-123,  2011-03-23.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/4456
概要:  本研究の目的は,抑うつ傾向と気分状態が自己認知にどのように影響を及ぼすか,第一にこれまで広く見出されてきた抑うつ傾向におけるネガティブな自己認知を確認するとともに,そのような認知バイアスに抑うつ傾向と気分状態のいずれがより大きな影響を及ぼ しているのかを検討すること,第二に,自己認知の特にどういった側面に抑うつ傾向や気分が影響を及ぼしているのかを明らかにすることを目的とし,田上(2002, 実験1) の自己関連度評定に関する再分析を行った。結果,抑うつ傾向におけるネガティブな自己認知は確認されたものの,ネガティブ語の自己関連度評定とポジティブ語の自己関連度評定は対称的ではないこと,自己の中でも抑うつ傾向と気分状態が広く影響を及ぼしている面(“情動性”),気分状態が影響を及ぼしやすい側面(“調和性”) があること,一時的な気分は認知に影響を及ぼさないわけではないことが示唆された。 続きを見る
4.

論文

論文
宇佐美, 麗 ; 田上, 恭子
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.131-138,  2012-03-22.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/4583
概要: マインドフルネスとは,今ここでの経験に評価や判断を加えるのではなく能動的に注意を向けることである。これまでマインドフルネスな状態のトレーニングが抑うつの軽減に効果的であることが臨床的に示されてきたが,そのメカニズムは明らかになっていない。本 研究は,マインドフルネスが抑うつに及ぼす効果にどのように自己制御過程が関わっているかエフォートフル・コントロールに着目し,マインドフルネスがエフォートフル・コントロールに正の影響を及ぼし,エフォートフル・コントロールが抑うつに負の影響を及ぼすという仮説モデルを検証することを目的とした。大学生を対象に質問紙調査を実施し,共分散構造分析を行った結果,適合度指標は十分高い値とはいえなかったが,モデルは許容範囲にあると考えられた。エフォートフル・コントールの中でも行動抑制の制御がマインドフルネスの抑うつへの効果に関連している可能性が示唆された。 続きを見る
5.

論文

論文
大髙, 志歩 ; 田上, 恭子
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.63-71,  2013-03-27.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/5082
概要: 完全主義の構造についてはこれまで数々論じられており,精神的問題と正の関連がある側面と負の関連がある側面の2つの側面があることが示されてきている。本研究では,日本人大学生を対象に,先行研究の知見をまとめ提唱された概念的な2要因モデルについて, 確認的因子分析によって検証することを目的とし,完全主義に関する4尺度及び精神的健康上の問題の指標としての抑うつ尺度を含む質問紙調査を実施した。結果,概念的に提唱された“達成努力”と“評価的関心”の2要因モデルの適合度がもっともあてはまりがよいことが示された。そして抑うつ傾向との相関分析の結果,“評価的関心”と抑うつ傾向との間には有意な正の相関が認められたが,“達成努力”と抑うつ傾向との間に有意な関連は見出されなかった。このことから,完全主義の中でも,精神的健康には関連しない側面と,精神的健康を悪化させる可能性のある側面があることが示唆された。 続きを見る