1.
論文 |
廣瀬, 孝
概要:
スギの圧密化前後における早材および晩材の硬さや結晶化度等の物性を調べ,比較検討した。その結果,硬さは圧密化によって早材の方が晩材よりも高くなる割合が大きいことが分かった。また,結晶化度も早材の方が晩材よりも高くなる割合が大きく,これらは圧
…
密化前の密度やセルロース量等が関係していると考えられた。
続きを見る
|
|||||
2.
論文 |
廣瀬, 孝
概要:
本稿では,ブナの圧密化前後の硬さや結晶化度等の物性を評価し,スギを用いて行った既報の研究のそれぞれと比較検討した。その結果,ブナの硬さは圧密化によって高くなり,スギの晩材と同様の物性変化を示すことが分かった。これは圧密化前の密度が関係してい
…
ると考えられる。また,ブナの結晶化度は圧密化によって高くなり,圧密化前後の値は晩材よりも早材に近い値を示すことが分かった。
続きを見る
|
|||||
3.
論文 |
廣瀬, 孝 ; 八島, 光勇 ; 菅原, 哲
概要:
本稿では,圧密化されているにも関わらず柔軟性が付加された木材であるLIGNOFLEX ®に対して24か月に渡る耐候性試験を行い,その色差や引張強度を評価,同様の厚さのスギのシートと比較した。その結果,L*a*b* において,L* はスギの
…
シートよりもLIGNOFLEX ®の方が総じて低く,a* は変化しない,b* はLIGNOFLEX ®の方が総じて高いことが分かった。また,引張強度は,スギのシートが試験開始より12か月後以降,時間が経過するに従って低くなったのに対して,LIGNOFLEX ®の値は大きく変わらないことが分かった。
続きを見る
|
|||||
4.
論文 |
芝田, 遼 ; 廣瀬, 孝
概要:
賦活化収率が小さいほど強熱残分が大きくなったスギ活性炭を用いて,電気二重層キャパシタへの応用を想定して酸洗浄を行い,賦活化収率と強熱残分や洗浄回数との関係について調査した。その結果,洗浄回数に関わらず賦活化収率の小さい方が強熱残分は大きくな
…
る傾向を示した。また,1回の酸洗浄で強熱残分は大きく減少し,2回目の酸洗浄でさらに減少することが分かった。これより,本研究にて作製した各活性炭の強熱残分は洗浄回数2回目で全て1%以下になることが明らかとなった。
続きを見る
|
|||||
5.
論文 |
芝田, 遼 ; 廣瀬, 孝
概要:
電気二重層キャパシタへの応用を想定し,異なる賦活化収率のスギ活性炭の強熱残分や細孔物性等を既往の研究に追加して調べ,収率と種々の物性との関係を比較した。その結果,賦活化収率の小さい方がペレット直径およびかさ密度は小さくなる傾向を示し,強熱残
…
分,比表面積,ミクロ孔容積,メソ孔容積は大きくなる傾向を示した。ミクロ孔分布,メソ孔分布は賦活化収率の違いにより曲線の形状が変化することが確認された。
続きを見る
|