1.

論文

論文
松谷, 秀哉 ; 水田, 智史 ; 鈴木, 裕史
出版情報: 21世紀教育フォーラム.  2  pp.61-67,  2007-03-31.  弘前大学21世紀教育センター
URL: http://hdl.handle.net/10129/4698
概要: 弘前大学における情報教育は、平成7年度から共通教育(教養)において情報リテラシーに重点を置いた「情報処理(演習)」を必修科目として実施してきた。その後、日本の学校教育においても、小学校から情報教育を積極的に授業に取り入れるようになり、平成1 1年の高等学校における学習指導要領の改訂により「情報」が必修科目となった。今年度(平成18年度)は、この学習指導要領による新カリキュラムの高校生が大学へ入学する年であり、本学では21世紀教育(教養)のカリキュラムを改訂した。その際、21世紀教育の情報分野は、これまで技能系科目とテーマ科目および基礎教育系科目と分散していたが、これらを基礎教育系科目「情報系基礎」として集約した。本報告は、21世紀教育のカリキュラムを改訂前後の履修状況と「学生による授業評価に関するアンケート調査」の結果をテーマ科目と情報分野系の科目について集計・分析して評価をおこなった。 続きを見る
2.

論文

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松谷, 秀哉 ; 水田, 智史 ; 鈴木, 裕史
出版情報: 21世紀教育フォーラム.  3  pp.67-73,  2008-03-31.  弘前大学21世紀教育センター
URL: http://hdl.handle.net/10129/4721
概要: 情報社会の到来にともない、日本の学校教育において小学校から情報教育を積極的に授業に取り入れるようになり、平成11年の高等学校における学習指導要領の改訂により「情報」が必修科目となった。昨年度からこの学習指導要領による新カリキュラムで履修した 高校生の大学への入学が始まった。本学では高校の新カリキュラムに対応するために、一昨年度に 21世紀教育(教養の教育)のカリキュラムを改訂し、情報系科目の改変をおこなった。我々は今年度も引き続き、新カリキュラムの影響と情報系科目への意識の変化を調べる事を目的とした同様の調査をおこなった。その結果は、履修者数の減少や授業評価の低下、といった傾向が見られた。また弘前大学では以前から授業評価アンケートを実施しているが、平成18年度後期から新たな設問項目(「予習・復習」)が加わり、学生の授業に取り組む姿勢を評価できるようになった。この項目では、情報科目(演習)とそれ以外の科目では顕著な差が示された。 続きを見る
3.

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松谷, 秀哉 ; 水田, 智史 ; 鈴木, 裕史
出版情報: 21世紀教育フォーラム.  5  pp.49-56,  2010-03-31.  弘前大学21世紀教育センター
URL: http://hdl.handle.net/10129/4759
概要: 先の高等学校における学習指導要領の改訂により、本学の21世紀教育(教養教育)でも平成18年にカリキュラムの改訂を行った。「情報Ⅰ」では旧カリキュラムでの内容を継続して情報リテラシーの習得を目的とした授業とした。そして今年で3年が経過したが、 「情報Ⅰ」の履修前の学生はある程度の情報リテラシーの習得しているようであるが、全体的に情報に対する興味や学習意欲が低下してきているように思われる。我々は今年度、「情報Ⅰ」を担当している教員とTAに対してアンケートを実施した。さらに以前から弘前大学で学生に対して実施している授業評価アンケートを用いることにより、それぞれ異なる立場から「情報Ⅰ」について評価をおこない、実態像と問題点の把握、授業改善についての検討をおこなった。 続きを見る
4.

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麓, 信義
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.95-110,  2003-10-31.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/467
概要: A partial amendment of the Teachers License Act was made twice since 1980s. In the last amendment.subjects the Act requires to get in university were drastically changed. This change has a big problem especially on primary school teacher's license. However. no clear explanation of the purpose of the change or no objection against the change had arisen in discussions among researchers of pedagogue. Therefore. it isspeculated that the opinions of the course teachers are different from that of the job site teachers. Then, thepurpose of this study was to identify the differences among opinions of concerned groups, that is the job sitegroups and university teachers group.156 first year students, 204 third year students. 108 primary school teachers (teachers) and 91 universityteachers (professors) who belong to teacher-training course answered a questionnaire. The questionnaire hasthree dimensions. First is opinions about practical training subjects (arts and physical education). Second isopinions about how to distribute subjects in curriculum to train primary school teacher who must teach eightor nine subjects. The third is opinions about pedagogical principles in teacher college. Subjects were asked toanswer each statement (yes or no) on the five-point scale except three items (four-point scale) concerning thethird dimension.The same twenty one items were given to all the four groups. Statistical analysis revealed that the four groupswere significantly different for ten out of the 21 items (four were 1% level, three were 5% level and three were10% level). In most of these cases. mean scores of each group showed simply increase or simply decreasetendency from first year students to teachers. This would reflect the amount of understanding the primaryschool teacher's job. Professors' mean scores. however. did not show extrapolated value from the teachers'mean score (Fig 1.2). Factor analysis using eight items asking opinions about how arts and physical educationshould be also reveals that the professors had a quite different opinion from the other three groups.From this data a role of teacher college professors in educational revolution in Japan and its limitation were discussed. 続きを見る
5.

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平田, 淳 ; 溝上, 智恵子
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  pp.99-109,  2008-10-06.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/794
概要: In Canada, the jurisdiction of education falls into each province, not the federal government, based on the provision of theConstitution Act. Therefore, historically education system in Canada has been built from the bottom-up at the provincial orlocal level. Schools or school boards had broad discretion in many areas such as finance, curriculum, and school management.However, these authorities tend to be centralized to the provincial level in the current reform. As a result, many provincialgovernments have set up provincial curriculum, implemented provincial standardized tests, strengthened control over teachers,as similar to education reform in Japan. Multicultural education and media literacy education shape characteristics of Canadian education, and these issues arepromoted at the federal, provincial as well as grass-root level. 続きを見る
6.

論文

論文
佐藤, 崇之
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  116  pp.53-60,  2016-10-14.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/6227
概要:  韓国の初等学校科学について,現行カリキュラムおよび教科書の分析を行うこととした。また,初等学校科学の授業がどのように運営されているのかについて指導案の分析を行い,実際に授業観察を行うことによって確認した。以上の分析結果や授業記録をもとにし て,韓国の現在の科学カリキュラムおよび授業について考察を加えるも のとした。  カリキュラムや教科書の分析から,児童が総合的に科学をとらえることになっている工夫があることが分かった。また,指導案や授業の分析から,日本と同じような授業展開が行われていること,「創意性」や「人間性」の向上がめざされていることなどが分かった。  40分の授業の中に複数の活動があり,教師は児童の意見を導き出すための授業力が高くなければならないと感じた。また,多様な補助教具の利用に関する能力や,児童の意見をまとめて正解に導く能力が必要であると感じられた。 続きを見る
7.

論文

論文
佐藤, 崇之
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  118  pp.47-53,  2017-10-13.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/6272
概要:  韓国の中学校科学について,現行カリキュラムおよび教科書の分析を行った。さらに,中学校科学の授業がどのように展開されているのかについて,実際に授業観察を行うことによって確認した。以上の分析結果や授業記録をもとにして,韓国の現行の科学カリキュ ラムおよび授業について考察を加えるものとした。  カリキュラムや教科書の分析から,生徒が生活の中の科学技術を意識しながら,総合的に科学をとらえるようになる工夫があることがわかった。また,教科書や授業の分析から,授業の中での生徒の活動は日本よりも多く行われていること,それをとおして原理や概念を深く(あるいは広く)生徒に認識させていることなどがわかった。  45分の授業の中で複数の活動があり,教師は生徒の意見を導き出すための授業力が高くなければならないと感じた。また,多様な補助教具の利用に関する能力や,生徒の意見をまとめて正解に導く能力が必要であると感じられた。 続きを見る
8.

論文

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小暮, 克哉 ; 石原, 朗子 ; 前田, 剛 ; 上野, 玲子
出版情報: 弘前大学教養教育開発実践ジャーナル.  1  pp.53-64,  2017-03-31.  弘前大学 教育推進機構 教養教育開発実践センター
URL: http://hdl.handle.net/10129/6111
概要:  グローバル化や18 歳人口減少という厳しい環境におかれている日本の高等教育において、教養の在り方に再び脚光が集まっている。本稿では、大正期までに北東北3 県にそれぞれ設置された官立学校である、旧制弘前高等学校、秋田鉱山専門学校、盛岡高等農 林学校について、それぞれの学校においてどのような教育内容が教授されていたかを当時の資料を基に比較検討することで、当時の高等教育機関における教養教育の共通点と学校間の相違点を整理分析し、実態の解明を行った。 結果として、当時の高等教育機関では語学が重要視されていたこととともに、旧制高等学校以外においても、現在に比べるとかなり多くの割合が教養教育に割かれていることが確認された。このことから、旧制高等学校では教養教育を中心に、実業専門学校では専門教育を中心に教授が行われていたという単純な図式に収まらないことが分かった。 続きを見る