1.

論文

論文
益川, 満治 ; 杉本, 和那美 ; 上野, 秀人 ; 高橋, 俊哉 ; 戸塚, 学 ; 清水, 紀人
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  121  pp.91-97,  2019-03-28.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00006664
概要:  本研究では,弘前大学教育学部学生の健康度や生活習慣及び運動行動変容ステージを明らかにすることで現状を把握し,今後,健康的な生活習慣の確立及び運動行動変容を意図した介入研究を見据えた知見及び基礎資料を得ることを目的とした.その結果,運動行動 変容ステージの進行が健康度・生活習慣に影響を及ぼす可能性が示唆された.今後,それらの知見を踏まえ,本教育学部学生自身の健康的な生活習慣及び運動習慣の確立に向けたアプローチ方法を検討し,将来の児童・生徒の「健康自立」に向けた「健康教育」を行える教員養成の必要性があるだろう. 続きを見る
2.

論文

論文
益川, 満治 ; 杉本, 和那美 ; 髙森, 洋平
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  122  pp.87-93,  2019-10-21.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00006892
概要:  本研究は,中学生における健康・生活習慣,運動行動変容ステージ及び身体活動セルフエフィカシーを調査し,現状の把握と「健康教育」プログラムの開発・研究に向けた資料作りを目的とした.その結果,DIHAL. 2の各尺度得点で性差は認められなかった .また,「健康度」及び「生活習慣」得点と身体活動SE の関係を見たところ,中程度の相関がみられた.そして,身体活動SE 得点について,性差及び運動行動変容ステージから検討したところ,運動行動の変容ステージに主効果が認められ,ステージが進行するほど身体活動SE 得点が高いことが分かった.このことから,身体活動SE 得点を高めることで運動行動の変容ステージが進行し,「健康度」及び「生活習慣」にポジティブな影響を与える可能性が示唆された. 続きを見る
3.

論文

論文
益川, 満治 ; 杉本, 和那美 ; 野嵜, 茉莉 ; 松山, 祐子
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  124  pp.63-69,  2020-10-30.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00007184
概要:  本研究では,附属幼稚園児の運動能力を検討し現状を把握することであった.その結果,全国平均値に比べ概ね低い値を示し,女児より男児の数値が高かった.また,過去3年間の年長児の28.2%が,発達が標準より少し遅れている及びかなり遅れている現状が あきらかとなった.しかし,数値のバラつきが見られたことからも,個人の特性や行動観察を十分に行う必要がある.また,本研究の結果から,遊びを通した多様な動きの習得や運動能力の向上,そして園児一人一人の内的動機づけを高めることを意図した介入方法の検討が急務である. 続きを見る
4.

論文

論文
益川, 満治 ; 杉本, 和那美 ; 本吉, 好 ; 渡邉, 陵由 ; 野嵜, 茉莉 ; 松山, 祐子
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  125  pp.121-125,  2021-03-31.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00007337
概要:  幼児における形態及び運動能力について,弘前地区と八戸地区の2つの地区から検討することで,寒冷地区及び多雪地域の幼児のこれからの身体活動の向上を見据えた資料とすることを目的とした. その結果,男子の4歳後半の「身長」,「25m走」,5歳前半 の「立ち幅跳び」,6歳前半の「両足連続跳び越し」,女子の5歳後半の「立ち幅跳び」において2つの地区に有意な関係が認められた.また,弘前地区で5.7%,八戸地区で9.5%,全体で8.3%が軽度肥満以上と判定された.全体の結果から,青森県の抱える問題が再認識され,今後の健康教育及び身体活動の向上及び運動の習慣化を見据えた検討の必要性が示唆された.  続きを見る
5.

論文

論文
東條, 佳史 ; 益川, 満治
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  125  pp.127-131,  2021-03-31.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00007338
概要:  本研究は,高校バスケットボール選手の心理的競技能力を明らかにすることで,外部指導員としてチームの指導を行う上での基礎資料づくりを目的とした.その結果,レギュラー群と非レギュラー群の間で,「自己コントロール能力」「リラックス能力」「自信」「 予測力」「判断力」「集中力」尺度と,「精神の安定・集中」「作戦能力」因子で有意な関係が認められた.また,本研究の対象者と高い競技レベルを有する高校生との比較を試みたところ,「作戦能力」因子において点数が高いことが分かった.これは認知的能力に着目し,選手が主体的に取り組む環境づくりや練習内容によって,ゲームに対する理解が深まり,「作戦能力」にポジティブな影響を与えた可能性がある.今後は,それらを担保しつつもスキルやフィットネス・コンディションをも高める練習方法の構築が必要であり,それらを総括的に行うことが合理的でかつ効率的・効果的な活動(練習)となるのではなかろうか. 続きを見る
6.

論文

論文
益川, 満治 ; 塩見, 哲大 ; 東條, 佳史 ; 渡邉, 陵由 ; 北澤, 太野 ; 山口, 良博 ; 児玉, 善廣
出版情報: クロスロード : 弘前大学教育学部研究紀要.  25  pp.19-23,  2021-03-23.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00007500
概要:  本研究では,中学校及び高等学校の体育授業における「バスケットボール」授業の現状をあきらかとし,これからの「ゴール型」授業づくりを行う上での資料作りを目的とした。その結果,「ゲーム」「ミニゲーム」「試合」といったゲームに関するコードが最も多 く出現した。次に,「シュート」「パス」「ドリブル」「レイアップ」いったボール操作を表すコードや,「基本・基礎」「技能・技術」といったボール操作全般を表すコードが抽出された。このことからも,中学校及び高等学校のゴール型:バスケットボール授業の現状においては,ボール操作とゲームが多く行われている現状があきらかとなった。 続きを見る
7.

論文

論文
澤田, 有里 ; 益川, 満治 ; 三和, 聖徳
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  126  pp.101-107,  2021-10-25.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00007571
概要:  本研究は,学習者の戦術的情況判断能(TDC)に着目し,個人の学習成果がどのように変化しているかを学習記録から検討することを目的とした.その結果,学習者4名のTDC の経時的変化と学習記録から検討し,学習者への説明時の指示方法の明確化,話し 合い(作戦タイム)を活発化させる発問などの介入方法の検討,学習者の成果や考えを記述しやすい学習カードの開発の重要性が示唆された.今後,主体的・対話的で深い学びを促し,生徒自らが主体となって課題解決に向かえる体育授業の実践研究の充実が重要である. 続きを見る
8.

論文

論文
東條, 佳史 ; 益川, 満治 ; 渡邉, 陵由
出版情報: クロスロード : 弘前大学教育学部研究紀要.  26  pp.15-21,  2022-03-24.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00007811
概要: 本報告は,オンラインで行うバスケットボール授業を,学生の受講環境を考慮し,状況判断力や指導の知識を獲得することを目的とした。授業は,Youtubeで動画を視聴し,レポート課題を提出し,ZoomやWebclassのチャット機能を活用したリアル タイムでの質疑応答を行える状態を作った。成果として,授業アンケートから,実技が行えなかったが,その分学びが深まるような記述が見られ,認知学習が促進された可能性が確認できた。課題として,運動を行うことで得られる技能の習得や体力の向上といった学習の担保が行えなかった。さらに,学習者が授業者になった際,バスケットボールの示範を行うことができない可能性が推察できた。今後,オンライン授業時のバスケットボール実技実施について,技能獲得や示範技術獲得の点からも授業の可能性を探る必要があると考える。 続きを見る
9.

論文

論文
澤田, 有里 ; 益川, 満治 ; 三和, 聖徳
出版情報: クロスロード : 弘前大学教育学部研究紀要.  26  pp.53-59,  2022-03-24.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00007815
概要: 本研究は,高等学校体育授業「球技:ネット型」領域において,ボールゲームの指導について論じる「ゲーム構造論」を参考に,戦術学習授業を提案した。その結果,授業評価では,「たのしむ」「できる」「まなぶ」の 3 因子得点及び総合評価において有意に得 点が上昇した。また,「好意度」「得意度」ともに得点の上昇は見られたが,全体での有意な上昇は認められなかった。本研究では検討を行っていないが,個人の主観的な認知に対する影響を含め再検討する必要がある。また,授業の中で,運動に対する好意的な態度へと影響を及ぼせる授業実践の検討の必要性が示唆された。高等学校では,大学や社会人へと接続する前の最終段階として,主観的な好意度や得意度を高められる授業づくりが必要だと考え,各単元や系統的な学びを意図した,教材研究の検討が重要であると考える。 続きを見る
10.

論文

論文
木村, 郷 ; 益川, 満治 ; 宍倉, 慎次
出版情報: クロスロード : 弘前大学教育学部研究紀要.  26  pp.61-67,  2022-03-24.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00007871
概要: 本授業実践は,運動有能感を高めることを意図した授業実践を行い,その授業における効果を検証することを目的とした。その結果,「受容感」因子及び運動有能感の合計点において有意な関係は認められたが,その他については有意な関係は認められなかった。また ,生徒のボールゲームに対する主観的評価は,好意度・得意度ともに有意な関係は認められなかった。このことから,本授業実践は,運動有能感,特に受容感を高めることが確認された。しかし,本研究では女子のみを対象としており,今後は,男子についての検討や,男女別習及び共習を踏まえた上で授業実践を再検討していく必要がある。 続きを見る