1.

論文

論文
立田, 夏子
出版情報: 弘前大学教養教育開発実践ジャーナル.  2  pp.25-35,  2018-03-31.  弘前大学 教育推進機構 教養教育開発実践センター
URL: http://hdl.handle.net/10129/00006341
概要:  本研究の目的は、教養教育英語科目におけるポートフォリオの活用を、自己調整学習の観点から理論的に検証することにより、英語学習における自律学習を促進させるための要因を検討することである。本研究では、立田(2017)のポートフォリオの一項目であ る“I CAN” List活用の諸過程を、自己調整学習における循環的な3 段階(予見段階・遂行段階・自己内省段階)の観点から改善し、ポートフォリオ活用後のリフレクション活動の結果を分析した。分析の結果、“I CAN” Listの平均達成項目数が、立田(2017)より有意に多いことが明らかになった。この結果より、毎授業における“I CAN” List の達成状況と達成するために用いた学習方略を報告し合う「共有活動」が機能し、また、次の予見段階において学習目標の設定と学習方略の計画を行うという、自己・相互内省段階から予見段階へのプロセスが形成された可能性が示唆された。 続きを見る
2.

論文

論文
立田, 夏子 ; 佐藤, 孝宏
出版情報: 弘前大学教養教育開発実践ジャーナル.  3  pp.49-58,  2019-03-29.  弘前大学 教育推進機構 教養教育開発実践センター
URL: http://hdl.handle.net/10129/00007107
概要: 本稿では、平成30年度前期に教養教育英語科目であるIntegrated Aにて行った留学生との交流を取り入れた授業(Hirosaki University Liberal arts English Courses Cup = HULEC C up)の実践とその効果をアクティブ・ラーニングの観点から報告する。Integrated Aの達成目標である「世界の多様な英語(Englishes)に慣れる」ために、Integrated A履修者31名を対象に、国籍が異なる留学生との交流を取り入れたHULEC Cupを全16回の授業のうち2回実施した。このHULEC Cupの主な目的は、国籍の異なる留学生とEnglishesで交流することで、(1) 学生の英語能力や英語学習へのモチベーションの向上を図る、(2) 自律的な英語学習への目標を設定する機会を提供する、という2 つであった。HULEC Cup後に実施したアンケート調査の結果から、この2 つの目的が達成されたことが明らかになった。そして、アクティブ・ラーニングが目指す主体的な学習習慣の形成が行われた可能性が示唆された。 続きを見る
3.

論文

論文
立田, 夏子
出版情報: 弘前大学教養教育開発実践ジャーナル.  5  pp.91-98,  2021-03-31.  弘前大学 教育推進機構 教養教育開発実践センター
URL: http://hdl.handle.net/10129/00007492
4.

論文

論文
立田, 夏子 ; 多田, 恵実
出版情報: 弘前大学教養教育開発実践ジャーナル.  5  pp.111-118,  2021-03-31.  弘前大学 教育推進機構 教養教育開発実践センター
URL: http://hdl.handle.net/10129/00007495
概要:  本稿では、2019年度に実施した弘前大学教養教育英語科目第3 回FD「教養教育英語科目におけるParticipationの評価内容・方法を考える」について報告する。本FDは、本学における教養教育英語科目の成績評価の一部であるPartici pation(Class activities)の評価内容および方法等に関して担当教員間で情報を共有し、より良い成績評価および授業設計について議論して改善につなげていくことを目的に実施された。FD後に実施したアンケート調査の結果から、参加者の本FDヘの満足度と本FDのトピックであるParticipation の評価内容・評価方法への理解度が高く、また、FDで学んだ事柄を自分自身の授業で活用しようとする行動変容度も高いことが明らかになった。教養教育英語科目担当の専任教員のFD参加率を高めること、そして、参加動機となるFDの形式を検討することが今後の課題である。 続きを見る
5.

論文

論文
立田, 夏子
出版情報: 弘前大学教養教育開発実践ジャーナル.  1  pp.31-41,  2017-03-31.  弘前大学 教育推進機構 教養教育開発実践センター
URL: http://hdl.handle.net/10129/6109
概要: 本研究の目的は、教養教育英語科目における「ヨーロッパ言語ポートフォリオ」の応用可能性について検証し、ポートフォリオの有効性を解明することにより、本学英語教育の更なる発展を目指すことである。本研究では、初めに、ヨーロッパ言語ポートフォリオを基 にポートフォリオを作成し、それを授業で活用した後に、英語学習のリフレクション活動とアンケート調査を実施した。その結果、ポートフォリオ活用後に、英語能力の自己評価と英語学習へのモチベーションの向上が見られ、また、授業にてポートフォリオを活用することへの好意的反応があることも明らかになった。一方、今回のポートフォリオの各項目についての記述難易度は、項目ごとにばらつきがあり、ポートフォリオの改善点が示された。今回作成したポートフォリオは、改善すべき項目があったものの、報告的機能と教育的機能を備え、教養教育英語科目にて有効活用される可能性が高いことが示唆された。 続きを見る