1.

論文

論文
大久保, 愉一 ; 松坂, 方士 ; 高橋, 一平 ; 檀上, 和真 ; 中路, 重之 ; 梅田, 孝
出版情報: 弘前医学.  61  pp.104-113,  2011-01-17.  弘前大学大学院医学研究科・弘前医学会
URL: http://hdl.handle.net/10129/4347
概要: 労働者のメンタルヘルスと社会環境学的要因を調査し,メンタルヘルスに及ぼすこれらの影響を調査した.東北,北海道の労働者6310名に家族構成,生活習慣,健康度,職場環境,抑うつ度(CES-D)をアンケートで聞き取り,CES-D と他の項目の関係 を検討した.その結果,「仕事・職業満足度」「仕事裁量度」「仕事士気度」「上司関係満足度」「自己評価点」「健康度」「生活習慣点」「家族・友人満足度」で,低得点群に比較し高得点群でオッズ比が小さく,「悪対処数(問題となるストレス解消行動の数)」ではその逆であった.一方,「勤務時間」「時間外勤務」「仕事量質負担度」では有意な結果は得られなかった.以上より,わが国の労働者は地域社会・家庭のストレスを職場に持ち込み,さらにうつに対する感受性がうつ度に大きく影響していることが示唆された.また,仕事量質の影響は大きくなく,労働者のメンタルヘルス改善を考えた場合,社会精神文化を考慮した職場環境を構築することが重要と考えられた. 続きを見る
2.

論文

論文
佐々木, 大輔
出版情報: 弘前大学保健管理概要.  pp.5-11,  2003.  弘前大学保健管理センター
URL: http://hdl.handle.net/10129/81
概要: 沖縄高専が設置されたが,創設準備委員会,教育方法・課程等部会の委員として計画に参加した経験,および最終まとめを基に沖縄高専の概略と,キャンパス・メンタルヘルスの将来構想を述べた。沖縄高専の教育目標は「人々に信頼され,明日の希望を与える,開拓 精神旺盛な技術者の育成」とした。メンタルヘルスに関しては,学生相談を教育の一環として位置づけ,カウンセラー等の配置,学生相談室の設置など心身の健康と疾病の予防に十分配慮した整備を行うとともに,全教職員がカウンセリングの心をもって学生に接することに努めることを挙げた。 続きを見る
3.

論文

論文
田名場, 美雪 ; 佐藤, 清子 ; 佐々木, 大輔 ; 田名場, 忍
出版情報: 弘前大学保健管理概要.  pp.12-19,  2003.  弘前大学保健管理センター
URL: http://hdl.handle.net/10129/82
概要: パーソナリティ認知構造を基にして,どの次元における「私がみる私」「他者みられる私」の一致・不一致が自分への満足度に影響するか検討した。結果,「私」「みられる私」ともに積極性,安定性,社会的望ましさという3つの観点から考えることができた。積極 性と安定性についての「私」の認知がパーソナリティの満足度に影響を与え,社会的望ましさについては「私」「みられる私」間の自己認知の不一致が自分のパーソナリティヘの満足度の低さをもたらすことがわかった。 続きを見る
4.

論文

論文
田名場, 美雪 ; 佐藤, 清子 ; 佐々木, 大輔 ; 田名場, 忍
出版情報: 弘前大学保健管理概要.  pp.5-11,  2004.  弘前大学保健管理センター
URL: http://hdl.handle.net/10129/84
概要: 自己のパーソナリティ認知について,「私」(私がみる私)および「私の第一印象」(初対面の人がいだくであろう印象)におけるパーソナリティ認知構造を比較,自分自身のパーソナリティヘの満足度との関連性を検討した。結果,「私」の認知構造として「快活な 親しみやすさ」「力本性」「社会的望ましさ」「おだやかさ」の4因子,「私の第一印象」の認知構造として「親しみやすさ」「力本性」「社会的望ましさ」の3因子が抽出された。「私」の場合,「快活な親しみやすさ」「力本性」「社会的望ましさ」の高さは高い満足度につながり,「おだやかさ」の高さは低い満足度とつながる。「私の第一印象」では「親しみやすさ」「力本性」の高さが満足度の高さにつながる。このことから自己認知における視点の違いが認知構造および自己への満足度の違いをもたらすことが示唆された。 続きを見る
5.

論文

論文
出版情報: 弘前大学保健管理概要.  pp.7-10,  2007.  弘前大学保健管理センター
URL: http://hdl.handle.net/10129/3825
概要: 平成8年から高等教育における学生のメンタル-ルスに関する研究協議を行う「メンタル-ルス研究協議会」が開催されている。平成11年および17年には同運営委員会から提言が出され,本協議会発足を契機に学生支援体制の整備がなされるようになってきた。研 究協議内容を敷術するに,学生支援,特にメンタル-ルスに関しては成長モデルによる成長支援体制の構築がより一層求められている。学生一教職員間の信頼関係つくりを基礎に,教職員,特に学生支援担当者のレベルアップをはかる,各教職員の学内外での学生支援に関する経験を相互に共有する,科学的根拠に基づく対策をたてる,などである。学生・保護者・社会の高等教育-の要望や期待と,各教育機関との間のアジェンダの帝雛のない相互理解が重要である。 続きを見る