1.

論文

論文
廣瀬, 孝 ; 菅原, 哲 ; 平井, 秀樹
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  124  pp.71-76,  2020-10-30.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00007185
概要:  りんご剪定枝を原料として作製したペレットや活性炭の物性を調べ,ニセアカシアを原料として同様の方法で作製したペレットや活性炭等と比較した。その結果,ペレットから炭素化物,活性炭と変化するに従って強熱残分は大きくなった。かさ密度はペレットおよ び炭素化物で有意な差はなかったが,活性炭の間では有意な差を有した。また,比表面積,ミクロ孔容積,メソ孔容積は剪定枝の方が全ての値で大きかった。りんご剪定枝とニセアカシアでは強熱残分の値に大きな違いがあり,これが原因で値に違いが生じたと考えられた。一方,ミクロ孔分布の形状はほぼ同等であったが,剪定枝の方がピーク位置は0.1nmほど大きかった。またメソ孔は剪定枝の方が2~3nm付近および10nm 付近の値が高かった。 続きを見る
2.

論文

論文
廣瀬, 孝
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  125  pp.133-136,  2021-03-31.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00007339
概要:  本稿では,高速道路の整備時に排出される間伐材を新たな活性炭の原料として用いることを想定,異なる時期や収集地等のものを原料として活性炭を作製し,灰分や細孔等の物性を比較検討することで,実用化のための再現性を確認した。その結果,直径やかさ密度 は,各試料で大きな違いは確認されなかったが,灰分はNo3が他と比較して低い値を示した。また比表面積,ミクロ孔容積,メソ孔容積はNo1とNo2がほぼ同等だったが,No3は若干小さい値を示した。更にミクロ孔分布およびメソ孔分布はNo3が異なる分布を示した 続きを見る
3.

論文

論文
廣瀬, 孝
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  126  pp.117-122,  2021-10-25.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00007573
概要:  本稿では,3種類の高速道路間伐材の化学成分の分析およびそれぞれの成分含有率と細孔物性との関係について検討した。その結果,本稿で用いた間伐材の強熱残分はりんご剪定枝と比較して低く,スギより高いことが分かった。比表面積およびミクロ孔容積とマト リクス多糖,またメソ孔容積と強熱残分との関係において,高い相関性を有していることが分かった。一方,その他の成分含有率と細孔物性との関係において,相関性は確認されなかった。 続きを見る
4.

論文

論文
廣瀬, 孝 ; 芝田, 遼 ; 東, 眞央 ; 石川, 璃久 ; 柴田, 涼 ; 山岸, 将也
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  127  pp.129-132,  2022-03-22.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00007841
概要: 本稿では,ニセアカシアを原料とし,その成分分析やそれより作製された活性炭物性を評価,複数の収率にて作製したりんご剪定枝活性炭の物性と比較した。その結果, ニセアカシアペレットから炭素化物の過程で,直径は約30 %小さくなり,炭素化物から活性 炭の過程で約 10 %小さくなった。また,ペレットから活性炭を比較すると約 40 %小さくなった。ニセアカシア活性炭の細孔物性は,比表面積が 1053 . 4 m 2 /g,ミクロ孔容積が 0 . 44 cm 3 /gで 15 . 3 %のりんご剪定枝活性炭とほぼ同等の値となった。一方メソ孔容積は 0 . 22 cm 3 /g であり,12 . 2 %よりも高い値を示した。更に,ニセアカシア活性炭は 0 . 7 nm にピークを有し,13 . 6 %のりんご剪定枝活性炭に近い曲線であることが分かった。一方,メソ孔分布は,りんご剪定枝活性炭の曲線と形状は近かったが,全体的に値は高かった。 続きを見る
5.

論文

論文
東, 眞央 ; 八島, 光勇 ; 廣瀬, 孝 ; 山科, 則之 ; 張, 樹槐
出版情報: 弘前大学教育学部紀要.  129  pp.79-83,  2023-03-23.  弘前大学教育学部
URL: http://hdl.handle.net/10129/00008185
概要: ニセアカシア間伐材を原料としてチップを作製し,クラフト蒸解によってパルプ化を行い,未晒と漂白の2種の紙を作製した。その後,得られたパルプ及び紙の物性を調べた。その結果,未晒パルプの平均繊維長は0.50㎜,漂白パルプは0.48㎜であった。抄紙 した紙は,漂白パルプ紙が未晒パルプ紙と比較して1.36倍の引張強さであることが分かった。色差を比較すると,L* 値の平均は未晒パルプ紙が71.2,漂白パルプ紙が96.8という値を示した。 続きを見る